結果から見てみましょう。
いつもの表で。

(上の表が見にくい方、下のサムネイルをクリックすると別窓で大きく表示されます。)
失業率は1月も低下し8.3%に。
雇用者数は大幅に増加し前月比+85万人。失業者数も大幅に減り前月比-34万人。でも労働力人口に含まれない人が前月比118万人増加。やっぱりここなんですよね。良くなった、と私が感じられないのは。(ちなみに、労働力人口に含まれない人は季調値で、その右の内訳は原数値なので一致しません。)
前月比で民間人は70bps増加、でも労働力人口は33bpsしか増えてなくて、労働力人口に含まれない人が134bps増加。で、働きたくない人が147bps増加、働きたいけど職探ししてない人が554bps増加。
以前から繰り返し申し上げてる話ですが、民間人242百万人のうち88百万人は労働力に含まれていなくて、労働力に含まれてるのは154百万人しかいなくてそのうちの雇用者が140.8百万人から141.6百万人に増えて失業率が0.2%低下したって話です。失業者は1,276万人だけど、「労働力人口に含まれない人」は8,787万人いると。失業者は2005年と比べても520万人しか増えてないけど、「労働力人口に含まれない人」は1,111万人増えてるんですよね。
失業してしまって再就職しようと100社以上も面接に行っても職に就けずに就職を諦めてしまった人、面接に行くところすらなくなってしまった人、その結果ホームレスになってしまった人、教会で配られる配給の食料で何とか食いつないでいる人、こういった人たちは「失業者」ではなく「失業率」にも含まれておらず、「労働力人口に含まれない人」にカウントされています。
この辺の定義についてはここらへんの記事に書いてありますのでよろしければご参照ください。
http://jovivi.seesaa.net/article/238581248.html
http://jovivi.seesaa.net/article/207092657.html
やはり私にとっては「改善」という言葉を使うには抵抗がある1月の米雇用統計でした。
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まあ、景気は気からなので、
実態はジョン太郎さんの仰るとおりでも、
錯覚して、本当に景気が良くなっちゃうかもしれません。(^^)
こんにちは。コメントありがとうございます。
マーケットは言ってみれば部外者のほうが多いですからね。景気は気からと言っても、市場だけお祭り騒ぎになって国外投資家たちがワッショイワッショイしててリスクオンになっててもね、という感じです。
失業してる人が、ダウが上がって盛り上がってますというニュースを見てもハァ?という感じでしょうし、投資家がリスクオンになって株式市場盛り上がってるからいっちょ採用増やしちゃうかって思う経営者がどのくらいいるんでしょうね。
私の本業がセルサイドかバイサイドかは別にして、とりあえずこのブログではニュートラルに自分の考えをお話ししているだけなので、無理矢理マーケットを楽観的にとらえる必要もありませんし、悪材料を必死に探すインセンティブもありません。トレードの機会やネタを探す必要もないですしね。トレードしなきゃいけない、したくてしょうがない人たちと違って、こういう見方をしていることが多いと思います。
私には今の市場のリスクオンモードは足腰が弱そうに見えます。みんなおっかなびっくりという印象が強いです。