ブログの更新間隔が空いてしまっている間に、チリで大地震があり、たくさんの方が被害に遭われました。今も瓦礫の下に埋まってしまっている方がたくさんいらっしゃるわけで、同情を禁じ得ません。心からお見舞い申し上げます。
ハイチに続く大地震で、さらにチリの大地震の後には、台湾でも大きな地震がありました。なんなんでしょうね・・・
チリ地震の募金箱見かけるたびに些少ながら少しでも役に立てればと募金をさせていただいてますが、ハイチの箱を片付けてチリの箱にしたのかなと思うと、それも何だかなぁと。
難しいところではあると思うんですが・・・
心配されたチリのマーケットは、地震のあった週末の週明けからいきなり開き、さほど大きな混乱もなく、この1週間で株はほぼプラスマイナスゼロ、為替のほうは円に対して1%以上の上昇となっています。
ところで、モノを知らないというのは恐ろしいもので、テレビのニュース見てたらアナウンサーが眉間にシワ寄せて深刻そうな顔で、「ハイチもしかり、今回のチリもしかり、こうした貧しい国での大災害は・・・」とかって言っていました。ハイチとチリを一緒にまとめて「貧しい国」と言い切る神経が分かりませぬ・・・
チリの1人あたりGDPは10,117ドル。まぁ、新興国だよねってレベルですし、日本の38,457ドルに比べりゃそりゃあ・・・って話ですが、
ポルトガル:23,041ドル
韓国:19,136ドル
ロシア:11,807ドル
ブラジル:8,295ドル
南アフリカ:5,685ドル
中国:3,259ドル
インド:1,017ドル
あたりと比べれば、790ドルのハイチと一緒くたに「貧しい」と言われるような国ではないことは分かると思います。
格付だってS&Pの格付ならチリの格付は日本と同じAAですし、財政収支はGDP比+8.8%の黒字でこれは-8.4%の赤字の日本とは比べ物になりませぬ。政府の債務はGDPのわずか4%で、これも日本の188%とは雲泥の差です。
財政収支って何さ?って方はこちらの記事をどうぞ。
http://jovivi.seesaa.net/article/112251270.html
http://jovivi.seesaa.net/article/112412875.html
もちろん、貧しいか、豊か、かに関わらず今回の大地震で多くの方が命を失ったり、家族を失ったり、家を無くしたり、今も物資の不足や不十分な医療・ライフラインに困っているわけですから、「困った時はお互い様」で、みんなが支援の手を差し伸べるべきだと思います。私もできる限りのことはしたいと思ってますしね。ただ、貧しい国だから可愛そうに、というのはちょっと違うんじゃないかと。なんで上から目線なんだよと。
あと、今回の地震の現地からのレポートでチリの人が「政府の動きが遅い」「政府は何もしてくれない」「官僚主義のおかげで後手後手の対応になってる」なんて文句言ってる姿が中継されてますが、日本の政府は果たしてこういう事態があったときに日本国民からこういう文句を言われないような対応ができるんでしょうかね。うちのとこと変わりませんね、お互い苦労しますな、的なレベルなんじゃないかと思うんですけどいかがでしょう。
むしろ、チリ政府は資源という大きな武器があるとはいえ、財政収支をGDP比8%以上の黒字にしてる分、この点では日本の政府よりだいぶ格上なんではないかなと。しかも、銅価格の上昇によって儲かった分で増えた歳入を一時的な上ブレ分として考え、以前の銅価格での歳入をベースに歳出額を決めて余った分は貯蓄するというエラさ。原油価格上昇⇒政府歳入増加⇒もうかったからいっぱいお金使う歳出計画策定⇒原油価格下落⇒ここまで原油価格が下落すると我が国の財政収支は赤字に陥ってしまう!原油価格は不当に低すぎる!と叫ぶどこかの国とは大違いです。
まぁ、つらつらと色々書きましたが、充分な国際的支援がハイチとチリの両国に集まることを願ってやみません。
中国では全人代が始まりました。全人代というのは全国人民代表大会の略で、日本の国会みたいなもんです、と言ったら語弊がありますね、日本の国会に相当するというだけで、中身も重さも全然違います。世界的な注目度もね。どうでもいいことばっかり話して、子供のケンカみたいなことばっかりやって、寝てる人ばっかりで、自分のことをオンザシェルフで、立場変われば手のひらを返して、っていう日本のアレとは違います。
世界中の注目が集まるのは、今の中国のプレゼンスを考えれば当然のことでしょう。温家宝首相の発言聞くだけでもなんかゴクリという感じで、緊張感が高まりますよね。世界中の市場参加者・市場関係者が今後の中国政府の金融引き締めの動向に注目しています。サブプライムローン問題に端を発する金融危機の中で緩めた金融市場は、巨大な投機マネーのフローを生み出し、その流れ込んだ先にはバブルが発生し、そのバブル破裂に対する懸念が叫ばれて久しいところですが、これをいかに軟着陸させるのか、経済成長のスピードを低下させずにいかに金融市場を引き締めて通常運行に戻していくのか、注目したいところです。
ヨーロッパのほうでは、ギリシャは借金を返す金がないならエーゲ海の島を売れ、なんて声がドイツから出てなんかいやな雰囲気に・・・いくらなんでもムチャクチャ過ぎじゃ・・・
↓ランキングです。ポチッと押して投票お願いします。
FC2 Blog Ranking
ど素人がはじめる投資信託の本
ど素人が読める決算書の本
ラベル:チリ 中国 ギリシャ ドイツ 全人代 日本 格付 財政 収支 赤字 黒字 GDP 債務 政府 公的 借金 大きさ データ 地震 影響 援助 金融 経済 引き締め 緩和 タイミング 見通し 見方 投資 運用 株 債券
【関連する記事】

