2008年05月18日

新聞を疑え

一昔前に「新聞を疑え」ってCMをしてた新聞社がありましたが、そのCMをやってた新聞社ではなく、日経新聞の話です。日経新聞を全面的に信用して読んではいけませんよって話です。マユ毛をツバでべちゃべちゃにして読むくらいでいいんじゃないでしょうか。
私も毎日読むわけじゃないんですが、さっき今日の日経新聞を読みました。
1面を読むなり?????これ正気?フザケてんのかな?って思い、そのまま読み進めてイライラは更に増し、更に別の記事を読んでて、もまたしても「なんだこりゃ・・・」って思ったもんで、みなさん、こういう新聞にタ゛マされてはいけませんよって言おうと思って、ムカついたイキオイでブログ書くことにしました。

日経新聞といえば、日本経済新聞(当たり前だ
泣く子も黙る日本を代表する経済専門紙であり、硬派な新聞であり、超インテリな新聞であり、格式のある新聞、と自称しており、かつそう認める人がたくさんいる新聞です。私のような人間が黒いものを黒と言っても、日経が白と言えば世の中的には余裕で白です。ぶっちぎりで白です。日経新聞が間違ったことを言うわけがない、金融・経済・政治の超一流の専門家たちがその英知を結集して執筆している新聞であり、キサマのようなどこの馬の骨かも分からない銀行員崩れの兄ちゃんの言ってることのほうが日経新聞より正しいわけがないだろう!と軽くハジき飛ばされます。私なんぞ台風の暴風雨に立ち向かう紙相撲の力士みたいなもんです。そのくらいの権威があります。

以前にも、そんな日経を読んでたらあまりにバカバカしい記事出てたので、天下無双の日経新聞にもしょうもない記事やとんでもないことが書いてあることもあるんですよってブログに書いたことがありますが、しょうもなさでは今日のも張ります。

その時の記事はこちらです。
2007年11月08日
唖然、そして、かなり憤りを感じたこと。 投信は預金じゃねぇ!預金は投信じゃねぇ!
http://jovivi.seesaa.net/article/65357147.html


そんなインテェーリィーな日経新聞の今日の1面「日本人とおカネ」。
「カゴ見極め タマゴ分散」
内容は、
@金(ゴールドね)が人気。買う人増えてる。インド人にとっては重要な投資の手段。
A安定して資産を増やすには、異なる値動きをする様々な銘柄や商品に分けて投資することが重要。「すべてのタマゴを同じカゴに入れるな。」
Bだが、昨年後半以来、株安と円高が同時にすすみ、不動産価格も失速。
C複数の資産に分散投資バランス型投信を買った個人投資家が痛手を被っている。様々な資産が互いの相場の乱高下を打ち消し、安定した運用ができるとのうたい文句とは逆の効果。
Dバランス型ファンドのバランスの対象として見落とされていた分野の代表が商品(コモディティ)。
E世の中では「フライ・トゥ・シンプリシティ(簡単さへの逃避)」の流れがあるのに、これに取り残されたのが日本の個人投資家。
F日本では商品への投資が難しいし、選べる手段は限られているが世界は違う。コストが安い商品指数の投信が多数設定されていて、気軽に投資できる。
Gプロでも敗れることがある複雑な市場の世界。本来は「簡単さ」への投資こそ、個人が強みを持つ分野だ。
Hむやみにカゴを増やしても、転んで中のタマゴが一度に割れてしまっては元も子もない。
以下略

@〜Bはまぁいいや。

C、この記事を覚えてますか?
2008年04月05日
株と債券に分散投資したのに何故か両方一緒に下がってしまう理由【オススメ】
http://jovivi.seesaa.net/article/92326377.html

この記事でも書いたけど、それはドルベースでは分散効果がちゃんと出てたのに、円換算すると円高の影響を受けてみんな一斉に下落して、株安の穴を埋めないといけない他の資産のプラスは為替のマイナスを吹き飛ばすほどの力はないから全部負けちゃってるだけ。知ったかぶりで書くなよ・・・頼むから・・・日経新聞のことは誰も疑わないんだから。みんな信じちゃうんだから。フザケんなよ・・・マジで。というのが私の気持ちです。エラそうに「うたい文句とは逆の効果」とか書いてるし・・・恥ずかしくないんでしょうか。とても正気とは思えません。

Dそこでコモディティに行くか?いかにも後ろを振り返ってここ最近で一番上がったものをただ取り上げただけ、とってつけたように、って思われちゃわないかな?とか心配にならないんですか?

Eじゃあなんで5年前に「コモディティファンドが必要だ!」って記事書かなかったんだよ・・・ってゆうかその頃からコモディティファンドはちゃんとあったしね。なんで紹介しなかったの?なんでみんなに教えてあげなかったの?

F後で振り返って「コモディティが一番上がってた。株価下落の中、コモディティは上がってた。日本人はこの数年コモディティに投資しておくのが一番よかった。このコモディティに投資する手段をあまり用意してもらえなかった日本人は不幸だ哀れだ不憫だ」。じゃあ5年前に、ハードル高くても手間かかっても、何でもいからとにかくコモディティに投資しろって言えばいいじゃん。何を今更・・・世界を知ってる風に言ったりして。

G意味不明

Hそうですね。

ちなみに日経新聞おススメの、バランスファンドの投資対象として見落とされていて、可愛そうな日本人にその投資手段すら与えられていなかったコモディティ、そのリターンは素晴らしいです。さっき紹介した記事(http://jovivi.seesaa.net/article/92326377.html)にちょうどそのデータを載せてたんで、のっけときますね。

12310331.bmp

年末を100とした場合、たった3ヵ月後の3月末までのドルベースのコモディティのリターンは大変すばらしいもので、世界株はその3ヶ月で100から90にまで下落したのにも関わらず、コモディティは100が110にまで上昇しました。スンバラシイーーーー。さすが日経新聞が後からご紹介してくださるだけのことはある。そしてその日経新聞様がおっしゃるには、こういうものを組み合わせないと本当のバランスファンドにはならない、分散をして互いの相場の乱高下を打ち消すというのはこういうことだ、こういう視点を欠いたバランスファンドではうたい文句とはまるで逆だ!というわけです。恐れ入りました。そして、肝心の円ベースのリターンは年末を10,000とすると3月末は
世界株が8,074
世界債券が9,786
世界REITが8,763
われらがコモディティが9,810!

ってオイ!(゚ロ゚;)   オーーーーーーイ!!!!!

ちなみにコモディティの値動きの大きさは新興国株に近く、かなり激しいです。たまたまこの半年とか1年の間ウナギ昇りだったからと言って、海外債券の代わりに海外株にぶつけてリスク分散に使えるような代物ではございません。まぁインテリな日経新聞の方はもちろんそんなことは十分ご承知のことだと思いますけどね。これもさっきご紹介したこないだの記事で使ったやつですけどご参考まで。コモディティってのはこのぐらいスパイシーなものです。

Vola.bmp


そして13面のマネー生活・・・独立系直販投信の特集。見出しが「海外商品を積極採用」「信託報酬膨らむ懸念」。そこ?そこがポイント?そして本文には「4本の独立系直販投信のファンドのうち1本は外貨建て資産比率が6割を超え、別の1本は1割に満たない。円安を予想するなら前者、逆なら後者を選ぶのが1つの考え方だ。」

正気?

笑わせようとしてるのかしら。

こういう記者が数年後に「●年間、(あの権威あるエクセレント&インテリな経済専門誌)日経新聞の記者として、資産運用や金融に関する記事を書き続け、消費者の視点で市場を見つめてきた。FPの資格もとった。満を持して本を出した。私は投信の専門家、私の言ってることが正しい、本買ってくれ。」なんてことになりがちなんですよね。カンベンしてくれ・・・そしてそのパターンはもういいよ・・・

15面には「投資入門」「リスク抑えて安定運用」「分散投資はなぜ大切?」、内容はまぁいつもの分散投資しましょう、比率はまぁ適当に、コストが高いおまとめパッケージのバランスファンドはボッタクリだから、インターネット証券で売ってるETFとかコストの安いものを組み合わせて自分のバランスファンド作るべき。ちなみに本文中のアドバイス&解説には某大手インターネット証券の関係者のものが堂々と(ry
インターネットでETF買う時に資産の組み合わせ方法相談できないって?そんなん知らん!どう組み合わせればいいだって?そんなんは適当に好きなようにしたらいいんじゃない?外国債券なんかは外貨MMFでもいいんじゃない?っつって。アハハ。
外国債券と外貨MMFが一緒くたにされて・・・一緒なのは為替リスクだけだっつーの。

そして、その横にある「BASIC資産運用」コーナーでは、「BASIC」の名に恥じず、最近個人投資家にもぐっと身近になった株式の先物取引、ってオイオイ。オーーーーーイ! 山田君!ザブトン全部(ry  先物っすか。全然BASICじゃないじゃんw 
『「どうも保有株が下落しそうだが、配当や株主優待狙いで売却したくない」という場合には先物を売りたてておき、相場が下落すれば先物を反対売買して利益を確定』
・・・ってこれ笑うとこ?何の冗談なんだろう。とりあえず良い子はこんなの真に受けてはいけません。良い大人はこんな新聞をまじめな顔して読んではいけません。


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posted by ジョン太郎 at 22:46| Comment(1) | TrackBack(1) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。キングです。日経は私も拝見しました。「私は予測していた!」「だって後出しじゃんけんだもの」はよくある話で・・・
日経の投資関連記事は「一定の期間特定記事」と購読者は理解しているはずなので長期投資を実施されている方には「ふ〜ん」としか感じてないのではないでしょうか?
このタイミングで「コモデティ!」「先物!」っていわれても「4年前に買っておけばほらっ!」が前提の内容なんて投資歴浅い私でも「まーそりゃそうだが・・」って思っちゃいますよ。
そもそもあの欄の記事は「教科書」ではなく、担当者の「コラム」ですよ。他の記事と比較されたらよくわかると思いますが。
ジョン太郎さんが正論でわざわざ意見するまでもないと思います。
そんな事よりジョン太郎さんが購読している投資関連の雑誌ってありますか?私は「うさんくさっ!」と思ってもついつい「○○マネー」とか「ZA○」を買っちゃいます。
Posted by キング at 2008年05月19日 21:48
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