2008年02月01日

こっちでのこととか、良いファンドのこととか、いろいろと。

なんか今年のヨーロッパは異常気象みたいですね。どこ行っても例年より暖かいとみんな口を揃えて言います。ヨーロッパの他の国にいる友人からのメールもみんな口々にあったかいの連呼です。寒いの嫌いな私は相当な覚悟で来てたんですが、東京より全然あったかいですね。ヨーロッパはどこも最高気温12度の最低2度とかそんな感じ。


どこにいるでしょうクイズはまぁ今一つ面白くなさそうなので・・・アレですが、一応1回くらいやってみようかなと思って帰りに写真を撮ってきました。

P1000284.JPG

さてどこでしょう?ってすぐわかるか・・・なんだかなぁ・・・やっぱり、どこにいるんだろう?ってあれこれ想像が膨らむほうが楽しいですよね。

今いるところがバレたところで言いますが、私はこの街が大好きでしてですね・・・って前回来た時もそんな話しましたっけ?確認するのもめんど(ry

この街はどんより雲が重くて天が低くて、なんだかスッキリしなくって、スカッと晴れることがあんまりなくって、ご飯もおいしくなくって、物価もメッチャ高くって・・・なんですが、私は大好きです。来るたびに思うですが、ここやっぱりいいよなぁ〜って。本当に好きなんですよね。たぶん20カ国どころじゃない国のそれこそかなりの数の都市に行きましたが、この街が私は好きです。もうちょっと近ければなぁ・・・

ところで、こないだも言いましたが、こっちに来て狭くて広い、広くて狭い金融業界のものっすごいいろんな分野の人たちとお話をしてて繰り返し感じるのは、やっぱりそうなのね、とか改めて思い知らされることとか、再確認させられることが多くて、妙に神妙な気持ちになりますし、気持ちが改まるというか、背筋が伸びるというか、そんな感じです(どんなだ)。

そういう中で、はぁーーーーーーなるほどねーーーーーさすがだなーーーって新鮮に驚くのは、とても腕のいいファンドマネージャーや素晴らしい成績を残し続けてるヘッジファンドの人に会った時にみんなが言ってる言葉です。この人たちの成績は本当に素晴らしくって、ヘッジファンドのほうなんかは流動性や最低投資金額やレバレッジなどの普通と違うリスクなど様々な制約があるだけに、その代償として得られるリターンはハンパじゃありません。誤解を招きますし、私たちではとても投資できないので、数字は示しませんが、それこそのけぞるようなリターンを長い期間に渡って叩き出している人たちがいるわけです。こういう人たちと話してても、やっぱりここでみなさんにお話ししてることは間違ってないな、と妙に心強く安心できたりするわけですが、新鮮なのは、こちらの良いファンドというのは投資家が良いファンドを選ぶのではなくて、良いファンドが良い投資家を選ぶのだということです。なかなかピンと来ないですよね。

最低投資金額が多く、情報も限られてて、すぐに入口の閉ざされてしまうヘッジファンドはもちろんですが、普通のファンドでも良いファンドってやっぱりすぐに募集枠いっぱいになってしまうんですよね。ヘッジファンドなんかそのへんがあからさまで、全然フェアじゃないところもあります。つまり彼らが運用できる上限というのは限られていて、その上限を遥かに上回る需要があることが分かっているので、彼らには選択の自由が生まれてしまっているのです。自分たちが歓迎する資金だけ受け入れて扉を閉ざしちゃうんです。

彼らは言います。「歓迎するのは賢明で洗練された投資家のお金だ」と。安いところで買って高いところで売らないといけないのに、市場が理不尽な理由で暴落してここで買わなくてどうするというところでパニック売りをしてきたり、解約をしてくる投資家の資金を預かってもパフォーマンスが出るわけがないと言います。彼らの複雑な投資手法をきちんと理解し、彼らを信頼するだけの十分な投資知識のある、洗練された投資家がこちらにはたくさんいて、彼らはこうした優れたマネージャーが期待されるべきパフォーマンスをきちんと出せるような資金を出します。こちらにたくさんいる、優れた投資家たちがきちんと選ぶからこそ、優れたマネージャーが生まれる、ということも言えるでしょうし、自分も含めて日本人はもっと賢明で洗練された投資家になる努力をしないと、いいファンドが生まれて来ないな、などとも思うのです。彼らの言葉は捉え方によっては傲慢な印象になるかもしれませんが、彼らからしてみれば、vice versa(逆もまたしかり)なのです。きちんと理解も信頼もしてもらえないまま、資金を預かって運用し、意味不明なタイミングで資金を入れたり出したりされたり、必要とはかけ離れた無用な説明を求められたり、ということで、運用者としての責任が果たせるわけがないのだからそんなことなら資金を預かるべきではないという考えなのです。やっぱりただの傲慢ではないですし、彼らなりの考えと哲学があってのことなのです。

私はよくみなさんに、「私には良いファンドを選ぶなんてできないから好きなのを買ったらいいと思う。」と言います。これはもちろん変わらないのですが、こういった優れたマネージャーの成績や運用に対する姿勢、投資に対する考え方、を目の当たりにすると、この人たちが来年もその先も市場平均に勝ち続けていくであろうことには、私でも賭けられる、とも思うのです。彼らの要求するハードルは大変高く報酬もめちゃくちゃ高いです。信託報酬が年率4%とか5%でおまけに成功報酬が30%だの40%だのなんてファンドも全然あります。それでも、報酬差し引き後で凄まじいリターンを出し続けています。そして投資家たちは喜んでそうした報酬を払い、投資家リストに加わることにある種の誇りをもって投資します。もちろんそうして資金がすぐに集まって門が閉まり、その後、新しい資金が入ることはできませんが・・・このファンドの扉が奇跡的に日本の個人投資家向けに開いたところで、果たして・・・どうでしょうね。インターネットで、インデックスファンドやETFの信奉者の方々にひやかされて、こき下ろされて、血祭りにされてしまったりしてね。

真偽は別としても、「良いファンド、あるいは、良いマネージャーは、賢明で洗練された投資家を選ぶ」、という言葉は私たちが頭の片隅においておいてもいいんじゃないかなと思います。自分を律する意味でもね。そういうファンドが「是非あなたに投資していただきたい、あなたにうちの投資家リストに名を連ねていただきたい、あなたに投資してもらうことで他の投資家に対して優れたファンドであることを示すことができる」と言って投資を頼み込んで来るような投資家になりたいものです。私はこちらでそうした投資家の何人か、と何社か、に会いました。やっぱりすごいですよ。

賢明で洗練された優れた投資家になりたいな、という思いを改めて強くしてます。


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posted by ジョン太郎 at 06:49| Comment(8) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分勝手な場所あて見事に失敗。訪れたことがない街、でもバスが特徴なのかな?気になるのは時差?気温? まあいいか・・・
おかげで、はじめからプログをつぶさに読み返すことができました。再読希望項目の再発見、このようなinterestの追求、投資活動もありだなあ!とつくづく楽しんでいます。ありがとうございました。
Posted by tobe at 2008年02月01日 11:23
赤いバスはロンドンですか(・・?
って、ヨーロッパ=ロンドン程度の知識しか持ち合わせていません(>_<)
読み返してきますね〜♪

ところで、昨日、ある方に「含み損が増えてきて、全部売りたくなった!どうしよう〜」と相談を受けました
私に答えられるはずもなく、ジョン太郎さんの「ほったらかし」の話と、ある本からの引用を返事にしました
その中に
「ファンドマネージメントを信頼してください!市場が下方に動いた時、ファンドは自由に動かせる現金を活用して、より有利な追加買いをしてくれます」
というのがありました^^
本を読み返して「なるほど〜!」と思った翌日に、今日のお話、偶然とは思えません(*^_^*)

暖かいといって無理をされないように・・・(^^♪
Posted by oka at 2008年02月01日 19:55
わあこの写真は。
Posted by kos at 2008年02月01日 23:50
これはひょっとして“シティ”というとこなのでしょうか!? うらやましい。

昔シャーロッキアンだったもので、イギリスの蚤の市に行って古い懐中時計を買うというのが夢なんですが、今の為替相場だと・・・。(^▽^;

パワーアップされたジョン太郎さんの講義、楽しみにしています。
Posted by MAD at 2008年02月05日 00:06
ジョン太郎さん、こんにちは!
私も暖かい所に行ってまして(島国ですが)、昨日帰ってきました。
写真の場所は雨が降っていなくても傘を持って歩く紳士の国、霧の町ですねぇ〜!
投信スーパーセンターにキャラ診断がありましてやってみました。
私は「夢とロマンの子守熊(コアラ)」でした。長期的な展望にたって将来の夢のために「今」をがんばるタイプです。短期の運用を繰り返すことには興味がないので、10年先・20年先を考えて長期的に運用したいと思っています。
何か当たっていてビックリ!
「良いファンド、あるいは、良いマネージャーは、賢明で洗練された投資家を選ぶ」という言葉は心に残りますね!
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by マック at 2008年02月05日 17:12
tobeさん、okaさん、マックさん、
コメントありがとうございます!

kosさん、
コメントが途中で切れ(ry

MADさん、
コメントありがとうございます。なんか久しぶりな気(ry

お返事短くってごめんなさい・・・
Posted by ジョン太郎 at 2008年02月10日 01:53
クイズにお答えくださった方いたのに正解言わなかったらダメじゃんね・・・Orz
スッカリ忘れてました・・・スンマセン。正解はもちろんロンドンです。奥のほうに移ってるダブルデッカーのバスと、車が左側通行になってることと、がヒントでした。あと、このカーブの建物も有名で、ピカデリーサーカスのとこの街並みです。
Posted by ジョン太郎 at 2008年02月10日 02:10
あれ、これピカデリーサーカスのところだったんだ…気がつきませんでした。
あそこは昨夏までの在英中やたら打ち合わせをした思い出深い場所。ああー。帰りに、交差点そばのジャパンショップで買ったフジッコ昆布の味にジンときたものですよ。
Posted by kos at 2008年02月10日 22:36
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