2007年11月10日

ペトロチャイナのIPOと世界最大の時価総額企業の誕生

こんにちは。今日はタイトル通りのお話。


今週5日、ペトロチャイナという中国の石油最大手企業の上海証券取引所でのIPO(株式の新規公開のことです)がありました。ペトロチャイナはこれまで香港とニューヨークに上場していたのですが、今回新たに上海にも上場することになりました。調達金額は1兆円を上回り、中国本土市場で過去最大のIPOとなりました。また、このIPOには50兆円以上の申込がありました。また、このIPOにより、ペトロチャイナの時価総額は爆発的に増え、ペトロチャイナは世界最大の時価総額を誇る企業になりました。先日の時価総額ランキング(http://jovivi.seesaa.net/article/61535855.html)もいきなり順位が入れ替わったというわけです。時価総額は9,000億ドル近くにまで達し、100兆円の時価総額というとんでもない規模の企業が誕生しました。これはそれまで時価総額が世界最大だったエクソンモービル社が2つ買えるくらいの規模です(エクソンモービルが4890億ドル、ペトロチャイナが8770億ドル)。

ただ、この時価総額はちょっとワケありで、ペトロチャイナの発行済み株式総数のうちの9割近くがいまだに国有で、上場されてる分は全株の1割ちょっとで、この9割近い国有部分も含めて時価総額が計算されてます。つまり、ペトロチャイナの株100兆円分が市場で取引されてるわけではなく、市場で取引されてるのはせいぜい10兆円ちょっとということです。

更に、ペトロチャイナの収益はエクソンモービルの半分以下(エクソンモービルは395億ドル、ペトロチャイナ165億ドル)で世界10位です。

ちょっと下の表をご覧いただきたいのですが、これは世界の他の石油・天然ガス企業とペトロチャイナの比較です。

Petro China.bmp

PERを見ると、ペトロチャイナのPERがぶっちぎりで高いことが分かります。上海と香港の両方の数字を出してありますが、上海に至っては50倍近いPERです。エクソンモービルが13倍程度で買えるのに、です。1株当たり利益はエクソンモービルはペトロチャイナの8倍以上です。ただ、一方でPEGレシオ(PERを利益成長で割って算出、数字が低いほど割安。PERを利益の成長率と比較して割安度を示す指標です。)で見ると、香港のペトロチャイナは1.1とエクソンモービルよりも低くなっています。同じPERであれば、利益の成長率が高いほうが割安ということになりますから、この数字を見ますと単純なPERの比較ほど割高ではないように見えます。ただ、ここから先の利益成長率は誰にも分からないですからね。この数字の示唆するところにも限界があります(それはPERも一緒。来年の収益なんて実際にはわかんないですから。)。

たまにはこんなんもいいかなと。しっかし寒くなってきましたね。寒がりの私にはしんどい季節です。風邪も流行ってますしね。私はピンピンしてますが・・・皆さん風邪には気をつけてくださいね。


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posted by ジョン太郎 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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