2007年11月08日

唖然、そして、かなり憤りを感じたこと。 投信は預金じゃねぇ!預金は投信じゃねぇ!

いやーーーーーーーーーー、ムカつきました。何って、

今朝の日経新聞の大機小機欄です(マーケットのページです)。日経新聞のいろんな記者が代わる代わるコメント書いてるところなんですけどね、マ ジ で ひ ど か っ た。もうね、本っっっっっっっ当にビックリしました。なんつう国だと。最初は、読み始めて「ん?」、そして、「オイオイ・・・」、「ちょっ・・・ちょっ!」、「はぁ!?」、「・・・フザケンナヨ」、って感じです。最初は、本当に唖然としました。今日1日、このおかげで大変気分が悪かったです。何度思い出しても気分が悪いです。

何が書いてあったかと言うと、私の読んだ印象で書きますと「貯蓄から投資の流れ?ちょっと待て。そんなんでいいのか?まず預金だろう!金融リテラシーが低いだの、若いうちから金融教育が必要だの、と言ってるのはおかしい。お金のことを考えるなんてちょっと前まで卑しいとまで言われてたことで、お金のことは銀行にまかせて、安心して汗水流して働く、のが理想であり、本来あるべき姿だろう。それを何だ、預金そっちのけで、老若男女が投資信託って。まず預金だろう!銀行も悪いのだ!銀行がいろんなマーケットで戦える実力をつけてれば、預金こそが市場型間接金融の主力商品であり、昔の銀行はこれをきちんと守っていたからこそ、日本人はお金の心配をすることなく、お金のことは銀行に任せて、仕事に集中することができていたのだ!それを預金そっちのけで投資信託なんて!預金というのは、利回りは低いが元本保証付きで安全な投資信託なのだ!銀行は競い合って、この安全で素晴しい金融商品である預金を皆に提供していく義務がある!」っていうようなことが書いてありました。そんな書き方じゃなかった!って言う方がいらっしゃるかもしれませんし、あるいは記事を書いた方から、言葉尻が違って意味が変わってしまってる!って言われるかもしれませんが、少なくとも今日特に発熱もしていなく、健康な状態で、日本語の読み書きに全く難の無い私が読んで、このように捉えた記事でした。

マジで見識を疑います。っていうか見識を疑うどころか、とても正気とは思えません。日経新聞ですよ!?日本経済新聞ですよ!?「日経も読んでないヤツに!」とか言うセリフが聞かれたり、人間を「日経を読んでる人、読んでない人」みたいに二分する基準に使われたり、自ら「日経が似合う人間に」とかいう広告をしたりして、日本を代表する経済紙を自負するあの日経新聞ですよ!?あり得ないでしょう!恥ずかしくないんでかね。

いや、マジで久しぶりにこんなにも憤りを感じましたよ。ふざけてるとしか思えません。山ほど文句がありますが、まずはなんつっても、

投信は預金じゃねえ!

これです。銀行とか窓口で投信を買ったことのある人なら必ず最初に耳にするセリフ、念仏のようにリスクや重要事項を説明される時に最初に必ず聞かされるセリフです。「投信は預金じゃねえ!」

なんすか、「預金は利回りは低いが元本保証付きで安全な投資信託だ!」って。なんかもう馬鹿馬鹿しくって全身の気力が抜けますよ。これまでの自分はなんだったんだと。

ああ・・・もう何から言ったらいいんだろう・・・えっと、何度も言いますがずいぶんと長い間銀行の預金の金利が低いのは銀行のせいじゃありません。日銀が金利を5%にでも10%にでも引き上げれば、あなたの預金の金利も間違いなく上がります。ただ、この国の経済はメチャクチャになります。このへんの記事(http://jovivi.seesaa.net/article/26902129.html とか http://jovivi.seesaa.net/article/52964704.html)でも書きましたが、銀行の預金が低いのは銀行がケチってるせいではありません。

あと、銀行は「投信買いたい」って店頭に来た客に、「投信なんかじゃなくって預金にしたほうがいいですよ、お金のことは銀行にお任せください」って言えってことか・・・もうコメントする気力が・・・ガンバレ俺・・・この怒りをどうしても書き留めておきたかったんじゃなかったのか!?

企業は間接金融で調達すべきなのか・・・お金の出し手がリスクとるほうがいいんじゃないの?預金で集められたお金が銀行同士の金利引下げ交渉の末、規模と名前だけ大企業で格付けなんかメッチャ低くって海外で社債発行したらものすっごいレートでないとお金調達できないような会社が、銀行のエライ人とかが「お願いします。少しでいいので借りて下さい。目標がきつくって。」とか頭下げて借りてもらってとか、挙句それが不良債権になって、返ってこなくなって、とか、郵貯で国の信用という看板の元でかき集めたお金でバンバン意味不明なお金を突っ込む財政投融資だってさ・・・

以前からよくこのブログでお話してますが、日本の経済成長は非常にしんどい状態です。戦後焼け野原となり、ろくな資源もとれず、平地すら少ないこの極東の島国がここまでの経済成長を遂げた大きな要素の1つに人口の多さがありました。労働力というのは経済成長を考えるうえで大変重要な要素です。その人口はどんどん減り、おまけに少子高齢化がものすごいスピードで進んで、人口全体に占める労働人口の割合は低下し、高齢者の増加によって社会保障負担はどんどん大きくなり、国の借金は膨大でおまけにいまだに巨額の財政支出を垂れ流し続けて改善の兆しも見られないこの国が、おそらく今もっている最強のカード、それは1600兆円の個人金融資産です。これを活用する以外に活路はないんじゃないかとすら思ってます。でも、それが郵便局の貯金や銀行の預金、タンス預金として長年その役割をあまり果たすことなく眠らされてきていた。郵貯を通じ、永田町と霞ヶ関の論理でよくわからんところに財政投融資という形でばらまかれ、国債という形で国に貸し付けられて工事や公務員の給料や飲み食い代として使われ・・・

まだまだ山ほど言いたいことがあるんですが、キリがないんでこのくらいにしときます。すいません。私はダイ●ヤモンドとかの記事のいい加減さと無責任さをこれまでにもよく批判してきましたが、今朝の日経新聞の大機小機には本当に心の底からムカつきました。日経新聞がこの体たらくですから、この国の金融市場が抱えてる問題の根の深さと、この国の金融市場の発展の途上にあるハードルの高さ、がうかがい知れます。日経新聞が絶対正しいなんてもちろん思ってません。とんちんかんな記事も多いですし、これまでにも「え?」って思わされることもありました。でも、今日の記事ほど唖然とし、失望し、怒りを覚えた記事はなかったです。唯一絶対と言っても過言ではない地位にある、権威ある経済新聞じゃないすか。お願いしますよ。マジで。日経新聞の関係者の方とかエライ人にあの記事を10回読んで、自分の名刺を見つめて胸に手を当てて自分に問いかけてみていただきたいです。この記事は日経新聞の記事として適切なのかを。

私は、投資は必然性と必要性のあるものだと考えています。貯蓄から投資への流れ、というのは健全なことだと思います。国の経済にとっても、個々人にとっても、プラスなことだと思います。そして、金融教育というのは一人一人が自分のお金のことを考えるアプローチを得、自分のお金をマネージする術を知る、とても大切な教育だと思います。

「金融教育など不要。お金のことなど銀行に任せて自分の仕事に集中すればよい。投資だの運用だの考えずに、預金だけしておけばよい。預金がちゃんとしていればそれでよい。」という今回の日経新聞の記事には微塵も賛同できません。

すいません、これ読んでる方も気分を害されたことと思います。ご覧になった皆さんの気分を害したこと、お詫び申し上げます。あまりのムカつきっぷりに書きなぐってしまいました。乱文も併せてお詫びします。



↓ランキングです。ポチッと押して投票お願いします。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へランキング参加中!


マネーブログランキング



カブクンブロ
グマーケットランキング投票



posted by ジョン太郎 at 23:01| Comment(5) | TrackBack(1) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして!

最近投信始めたもので参考にさせてもらってます。

まだその記事読んでないのですが、ありえないですね(^_^;)

ほんとビックリです(>_<)

またおじゃまさせてもらいます
Posted by トッティ at 2007年11月09日 15:43
こんにちは。
日経を読んでいないのでこのコラムの存在そのものを知りませんでした。
こりゃヒドイですね。ぜひ原典に当たってみたいと思います。
Posted by renny at 2007年11月09日 17:49
トッティさんへ、
はじめまして!コメントありがとうございました!本当にイヤになっちゃいますよね・・・
これからも参考にしていただけるよう、頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

rennyさんへ、
はじめまして!コメントありがとうございました!まったくひどい内容でした。妻にも読ませましたが、「ヒドイ・・・」の一言でした。
これからもよろしくお願いします。
Posted by ジョン太郎 at 2007年11月10日 12:54
日本株市場の低迷が続き、お上が「貯蓄から投資へ」と
アナウンスした時、この記事を書いた方は、どう感じたのか?
ぜひ、聞きたいものです^^

世界株高・円安の恩恵を受けて、そこそこ利益が出た時期から、
変化が出てきている昨今だからこそ、お上に乗せられたわけでもなく、
誰にそそのかされたわけでもなく、資産運用の手段のひとつとして、
投資信託などを組み入れているということを、言いたいですね。

ま、簡単に言うと、「ナメンナヨ」・・・あ、5文字で済んだ^^
これは、愚痴でもボヤキでもなく、プライドの問題。

日経新聞も、わざわざプライドを下げて、合わせたつもりかと!
それとも、いいかげんな記事もOKの、風に吹き飛ぶ埃なのか?

金融機関にお勤めのジョン太郎さんが、プライドを持って、
憤りを感じ、記事にしてくださったこと、嬉しく思います。
それと、気前良く?このブログやチャットで教えてくださることを、
参考にして、鍛えていきたいと思ってますので、宜しくお願いします。
さっそく、先日のトンチンカンな要望もお聞き入れくださって、
ありがとうございます。表を眺めて、楽しんでみます♪

長々と失礼しました〜

Posted by コジコジ at 2007年11月10日 21:29
色文字にカーソルがあたると
いちいち広告が出てくるの
めっちゃウザイです〜〜〜
まぁ、当てなきゃいいんですけど
こういうので儲けようなんて
ちょっとせこい気が。。。
Posted by taku at 2007年11月11日 04:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

「第1回梅屋敷商店街インデックス投資の集い」に持参した記事
Excerpt: JUGEMテーマ:ビジネス 既に水瀬ケンイチさんがブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」でご紹介してくださっていますが、水瀬さん、昨日ブログ「NightWalke..
Weblog: rennyの備忘録
Tracked: 2007-11-10 17:26