2007年07月10日

けんけんさんへ〜BRICs株とヨーロッパ株と米国債〜

けんけんさん、コメントありがとうございました。
http://jovivi.seesaa.net/article/46868707.html#comment
コメントのお返事をしながらBRICs株とヨーロッパ株と米国債の話を。まずはけんけんさんにいただいたコメントを。

【毎度、為になる記事をありがとうございます。ホント、勉強になりますです。そこで、初歩的なことなんでしょうが、記事の中に、
「ヨーロッパ株とBRICs株の組み合わせって結構いいと思いますよ。もうちょっとマイルドにしたいならアメリカの債券を組み合わせるのがいいかなと。ヨーロッパ株・BRICs株・アメリカ債券、の3つの組み合わせって何気に結構いい組み合わせです。単純だけどすごく合理性がありますし、組み合わせの相性もいいし、バランスもいいですね」
とありますが、イメージ的には理解できるのですが、根拠や理屈はさっぱりです。理解して、会社の女の子に自慢したいので、教えてくださいませ^^】


リッパです!大変素晴しいピュアな動機だと思います!見習いたいものです!

さてと。

BRICs株とヨーロッパ株と米国債、の組み合わせが何気に結構いいっすよと言いましたが、これが私の考えるベストな組み合わせだというわけではないです。話の流れで、BRICs株とヨーロッパ株と米国債、と言ってみたら、おっこれって結構良い組み合わせだなと思ったというのが実で、でも本当に結構良い組み合わせの1つには充分なれるんじゃないかなと思います。というのが私の本心。

で、肝心の、なんで良いと思うのか。

@経験則と感覚値
オイオイって言われそうですが、正直言ってこの部分は絶対にあります。ハイ。裏づけもない部分で、自分の経験則と感覚値で良いと思ってるというフシはあります。

Aそこそこの相関性
これは数字出したほうがいいですね。下のグラフを見てください。

BRICEUEQUSFI.jpg

まずグラフの真ん中にある表はBRICs株、欧州株、米国債、の過去10年の相関係数です。BRICs株はブラジル株をMSCIブラジル指数、ロシア株をRTS指数、中国株をH株指数、インドをMSCIインド、の25%ずつの均等配分で計算してます。MSCI BRIC指数ってのもあるんですが、指数の計算が2005年くらいからなもんで、ファンドに近い合成指数を作りました。あと、欧州株はダウ欧州株価指数、米国債はJPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックスUSを使ってます。

相関係数けっこう低いですよね。充分に分散効果期待できる組み合わせです。後ろのグラフは10年前を100として指数化したグラフです。緑がBRICs株、黄色がヨーロッパ株。前半はヨーロッパ株がリードしてて、その間BRICsはどんどん落ちてって・・・後半はどっちも上がってますがBRICsの上げ幅が大きく上回ってます。この2つを組み合わせたのが青い線。更に米国債も加えてさらにマイルドにしたのが赤い線です。

B今後の見通し(私の)
BRICs経済に強気=BRICs株ナイス、ヨーロッパ経済に強気=ヨーロッパ株ナイス、アメリカ経済にあんまり強気じゃない=米国債ナイス、なわけですが、アメリカなんかは今の金利水準が高くて、今後上昇余地があんまりなくってどっちかって言うと下がって行く可能性が高いと思うので債券投資を始めるのには悪くないと思うんですよね。BRICsとヨーロッパ株は、経済成長→企業収益増加→株高&為替もナイス、っていうのがイメージしやすいですよね。

Cそこそこの相関性
!(゚ロ゚;) Aと同じじゃん! ネタ切れ!? 実は理由3つしかなかった!? えっとね。微妙に違うんです。相関性はそこそこ低いですが、そこそこの相関性がある。何が言いたいかって
Bの話ってね、それぞれ全部当たる可能性があると思うんです。つまり両立できる、共存できる。成長シナリオの独立性、とか言うとエラそうですが、そういう感じ。つまりですね、極端な例を挙げますと、日本株と日本債券の組み合わせ。これって相関性低いです。メチャクチャ低い。だって、前にもお話しましたけど、ある国の株と債券って逆の動きをすることが多いんですよ。そうすると片方が上がると片方が下がる、だからこそ相関性が低くなってヘタすると逆相関になったりするわけです。両方上がる、ってのが想定しにくいの。

でも、Bのシナリオは全部当たる可能性があるんですよ。BRICsの経済成長は、もちろん他の国を巻き込んでの成長という側面はあるんですが、人口10億人以上の中国とインドの凄まじい労働力と巨大な消費市場の生み出す経済成長や、その2カ国の相互作用だったり、その2カ国の生産・消費のための資源を産出・供給するロシア・ブラジルだったり、そのロシアとブラジルも結構な人数の人口もってたり、で、結構それはそれで独立した強さでもあるんですよね。しかもBRICs成長&ヨーロッパも成長ってのも充分あり得る。ヨーロッパはヨーロッパで、成長国も先進国もたくさん含んだ域内のバラエティに富んだ国々が相互作用を増幅させながら成長していてしかもインフレの抑制も割とうまくいってて、政治も割とうまくいってて、ヨーロッパ全体で見るとブレーキになるような大きな懸念材料があんまりなかったり、なんて具合だと思うんですよね。しかもそれと同時にアメリカの経済がそこそこの状態だったり、ちょっと減速して金利引下げがあったりして米国債に投資しててナイス!もあり得ると。全部当たる可能性もあるのに、それぞれのシナリオは結構独立してて、1個外れると全部ガタガタになるってのも考えにくくて、実際、相関係数もそこそこ低い。こんな感じのおトク感があります。

まぁ、結構な前提として私の個人的な今後の世界経済の見通しとか、今後世界はこんな風になっていくんジャマイカ、っていうのがあるので、絶対正しいなんて思いませんし、全然違う見通しを持ってる人にとってはこの組み合わせ自体あんまりいいものだと思えないかもしれないし、割と今回の話自体が納得のいかないことばかり、なのかもしれません。

なので、皆さんも話半分8がけ2割引、くらいで聞いてくださると私も非常に気が楽です。まぁ、コイツはこんな風に思ってるんだな〜程度でフーンとサラッと読み流していただければと。

今日はここまで。


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posted by ジョン太郎 at 23:36| Comment(4) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 なるほど。そーすると私の思うイメージ的にというのも、あながち的外れではないのかもしれませんね?未来のことは誰にも分からないので、ある程度の過去のデーターと今後の自分の見通しを踏まえて投資するのが大事かと思いました。
 もしよろしければ、以前に(2006年7月9日の記事)今後の見通しを書かれていましたがちょうど1年たちますのでジョン太郎さんの現在の見解と上記にありました、ジョン太郎さんの考えるベストな組合せを教えていただけませんか?話半分8がけ2割引でお伺いさせて頂きたいです(笑)
 
Posted by けんけん at 2007年07月11日 04:03
ごぶさたです。
投資はアロケーションですよね…ホント最近そう思います。私も最近日本株の比重をかなり下げて、いま一時的にキャッシュにしてますが近くファンドに移行予定。日本株と外国株(主に米国と中国、プラスエマージングETF少し)の比率が高いので、相関下げるために債券を少し混ぜないとと思っているところです。

でもエマージングマーケットのすばらしさに魅了されているので、そっちのエクイティ系ファンドもたくさん買っちまいそうです。
Posted by kos at 2007年07月11日 16:39
投資信託の選び方について
最近新しい 海外株ファンドとか世界リートを少しづつ買いました。新しい投信は基準価格1万円で買えますが 配当は出るのが先なのでやはり確実に配当が出ているファンドがいいかなとも思います。
他に退職金活用ファンドとか調べています。
基準価格の安い投信は期待できないと以前聞いたような・・配当金を出さない投信が良いとか
考えがまとまりません。アドバイスをお願いします。
Posted by チュンユリ at 2007年07月12日 00:14
はじめまして。
勉強させてもらってます。私は、今、BRICS株投信の比率が高いので、ヨーロッパ株の話は、聞けて(読めて)良かったです。
ユーロは、がんがん上がるので、なかなか手が出ないですが、下がったら、検討してみます。
Posted by ビル at 2007年07月14日 23:04
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