2007年04月26日

ムカつくので書きます・・・独立行政法人ってさ・・・

みなさん、コメントありがとうございます!みなさんのコメントに対しても書きたいんですが、ちょっとムカつくことあって、みなさんにも知ってほしいので、今日はそれを書きます。今朝の日経新聞の朝刊にこんな記事が出てました。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070425AT3S2401824042007.html
政府、欠損12兆円穴埋め・特殊法人の独立法人移行時

 政府が2003年度以降、雇用・能力開発機構、宇宙開発事業団など54の特殊法人を49の独立行政法人に移行する過程で、総額12兆円の繰越欠損金などを政府出資金で穴埋めしていたことがわかった。新法人に移行する際、過去の損失を民間企業の資本金にあたる政府出資金で相殺し、減資した。明確な説明をしないまま巨額の政府出資金を消した形で、政府の説明責任が問われそうだ。

 特殊法人や独立行政法人は貸借対照表の「資本の部」に政府出資金を計上しており、これが民間企業の資本金にあたる。損失は特殊法人の事業の失敗などで積み上がり、総額で12兆円あった。03年度から05年度にかけて特殊法人を独立行政法人に再編した際、政府は累積損失を出資金で相殺。その結果、38兆円あった政府出資金は26兆円に減った。 (07:00)



ちょっとわかりにくいですよね。「総額12兆円の損失」を「政府出資金の減少額」で・・ってどういう意味かってところをご説明します。ちょっと下の図を見てみてください。簿記がわからないとちょっとわかんないかもしれません。簿記なんてわっかんないよ!って方。大丈夫。わかりやすく、誰でも簿記があっという間にわかるようになる記事があります(照)時間ない人は今回はBだけでもOK!

カニでもわかる簿記と決算書の読み方@【簿記って何さ/なんで決算書なんか作るのさ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18412361.html
カニでもわかる簿記と決算書の読み方A【損益計算書って何さ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18426637.html
カニでもわかる簿記と決算書の読み方B【貸借対照表って何さ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18484924.html
カニでもわかる簿記と決算書の読み方C【キャッシュフロー計算書って何さ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18526897.html

で、図。まず、国が建設国債の発行なんかで借りたお金を使って、とりあえずわかりやすく10兆円分で特殊法人を作ってみましょう。

GOV2.jpg

最初に10兆円を出した国の帳簿では、10兆円をちゃんと持ってることになってるのに、国民から批判を浴び続け、やっとちゃんとした財務諸表をつくり、超当たり前のことなのに、僕らはきちんと情報公開します面して情報を公開し、改革しますとか高らかに叫んで「特殊法人」を「独立行政法人」という名前に変えて、そのどさくさに紛れて10兆円あります!ってのをさりげなーく5兆円あります・・・に変え、しかも内緒!すごくないですか?超驚きですよ。本当に耳を疑います。しかも、もともとは借金ですよ?この借金はどうなったのか。日本の国債が返済されなかったって話はとりあえず聞いたこと無いですよね。ちゃんと返済されてます。お金ないのにどうやって?赤字国債ってやつです。赤字を埋めるために発行される国債。要は借金の借換えです。だから日経新聞には「事実上、国民負担で穴埋めしたことになる。」という風に書いてあったわけです。

また、日経新聞にあるとおり、消えた12兆円というのは大手銀行に注入した公的資金とほぼ同額。ただ、大手銀行に注入した金額は返済されてますしね・・・まだ返済中のところもありますが・・・今回の12兆円は返ってこないお金ですからねぇ・・・消えちゃったお金です。超高額の給料をもらっていた人や、ウハウハな退職金をもらった人たち、採算度外視の建設物とかで工事をとりたい業者とかにエラそうにしてウマーな接待を受けてた人たち・・・最後ここで稼がせてもらうでーという天下りな人たちのパラダイスな日々・・・もう使っちゃって無いんですよ。返って来る見込みもアテもなし。まぁ、前任者もやってることだし、とりあえず私の代もそのままおいしい思いをさせていただきますよ・・・じゃあ私も・・・と連綿と続いてきたウマー!で積もりに積もった累積損失が12兆円。で、それを改革?により独立行政法人に移行する時に一気に12兆円も消して、その額も理由もこれまで一切公表されていなかった。理由が公表の義務がなかったため。

日経新聞「民間企業が減資する際は、株主総会での特別決議など厳格な手続きが必要。経営トップの責任追及やリストラなどを求められるケースも多い。特殊法人や所轄官庁はこうした痛みを伴うことなく、いつの間にか政府出資金が失われた形だ。」(中略。おまけに、)「今後、政府系金融機関の民営化などでも、同じ手通きがとられる可能性がある。国民生活金融公庫は民間ベースの会計基準に照らすと06年3月末現在で約1,000億円の債務超過で、この解消が1つの課題になっている。」

普通の企業でこれあったら、大変なことになりますよ。経営責任はもちろん、退職した役員達が訴えられたり、退職金の返還を求められたり、資本を失う=株主の利益を損なう、ですから株主からも訴えられるでしょう。株主代表訴訟が起これば役員達個人にも賠償金が課せられたり・・・とにかく想像も出来ないほど大変なことが起こります。でも・・・この件については・・・特に何もないんですかね・・・もらっちゃったものはもらっちゃったもの。返還しない。責任もとらない。私だけじゃないし。前任者も後任者もかかわってることだし。私だけが悪いわけじゃないし。むしろこのこと自体発表する義務ないんだし。とりあえずコッソリとやる。あくまでコッソリと。

もう・・・本当にハラがたってハラがたって、ムカつきまくりです。本っっっっっ当にこの国の役人と政治家はふざけてますね。普通の人の年金がお先真っ暗なのに、いまだに自分達の年金だけはガッチリしっかり守っている議員年金や公務員年金(共済)もそう、議員会館もそう、高速道路もそう、本当になめすぎです。いや、なんとかそのまま好き勝手やり続けるつもりなのかもしれないですが、もっとグローバル化が進んで、国と国の垣根が低くなって、英語を話せる日本人が増えて・・・ただでさえ少子化で人口が減ってる日本からどんどん他国に移民する人が増えてったら役人の人たちも困るんじゃないですかね。・・・まぁそのときはそのときで知らん、先の話だし、とりあえず私の前にこの椅子に座ってた人もおいしかったわけだし、ここまで来るのに私はすごい苦労をしたわけだからちゃんと私も・・・って思ってるうちにとんでもないことになりませんか?と役人の人たちに言いたいです。

私は自分が生まれ育った日本が好きですが、この国の行政は本当に吐き気がするほど嫌いです。いつまでもこの国で暮らしたいなと思いますが、こうもどうしようもなく、将来に明るい兆しが見えるどころか、どんどん膿みがたまって、悪化の一途をたどっている行政の姿を見ると、やっぱいつでも移住できるようにしとかないといけないのかなと思ってしまいます。そういうときのためにも、自分の資産を増やすスピードはこの国のインフレ率や成長率を上回るだけでなく、他の国の成長率やインフレ率にもついていけるようなスピードで増やし、今もっているお金を、ガマンの限界が来て他の国に移り住むことになった時にどこの国に行っても少なくとも今と同じかそれ以上の価値を持たせておきたいなと思っています。

がんばって運用しよっと・・・

あーハラたつ・・・


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posted by ジョン太郎 at 00:06| Comment(3) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お気持ちよく解ります。
実は昨日美容院で同じ話題をしていました。
それにオフショアとかキングスレーとかはじめての言葉
を知り驚きました。
ジョン太郎さん とても力の入った説明でしたね。
感心しありがたいし感謝します。
いろいろ学べるので楽しい。
連休後分散投資の予定。
ピクテを2月に一番高値で買ってしまい落胆しています。長期運用の予定ですが。
Posted by チュンユリ at 2007年04月26日 15:55
民間でしたら背任罪モノですよね!

大阪府など、地方で公務員の優遇策廃止とかようやく始めましたが、他方でこんなことやってたら意味ないですわな。桁が違うよ・・・。

「寄生虫」という言葉がピッタリ来ます。ああ、腹が立つ。
Posted by MAD at 2007年04月27日 00:13
本当にそう思います
国金の債務超過なんて預金を受け入れている
民間であったら取り付け騒ぎがあってもおかしく
ないくらいです。ペイオフもありますし・・・
Posted by たぬき at 2007年04月28日 06:38
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