2013年12月30日

2013年も終わりですが

皆様、大変ご無沙汰しております。ちゃんと生きております。ジョン太郎です。

2013年も残りわずかとなりましたが、皆様今年はどんな年でしたか?このブログ、なんと今年のこれまでのエントリー記事がなんと1月30日の1件のみ。チェックに来てくださっている皆様、本当に申し訳ありません。週刊ジョン太郎から月間ジョン太郎に、そして季刊ジョン太郎から年刊ジョン太郎に・・・笑いごとじゃないですね。すいません。1月と12月に1回ずつじゃ本当に存続していると言えるのかどうか微妙なところですよね。とはいえ、2005年12月に始まったこのブログも9年目に入っております。読んでくださっている皆様、本当にありがとうございました。

今日は近況の話とか、今年の振り返りとか、来年の話とかをお話ししようと思います。が、その前に、okaさんからコメントとご質問をいただいていたので。

(前段略)いよいよ税制が変わり、NISAもスタートしましたが、まだ活用していません。このNISAについては、様々なところで説明がなされていますけど、私は、どのような投資でもマイナスになることもあると思っていますので、余りメリットを感じることができません。ジョン太郎さんはどう思われていますか?(後段略)
http://jovivi.seesaa.net/article/316932620.html#comment


NISAの制度についての意見はいろいろとあると思いますが、もっとこういう制度にしたほうがいいってところはあるにせよ、じゃあ使わないって言うほど悪い制度かと言えばそんなことはないんじゃないかなと思います。非課税の話なんて世の中そうそうあるもんじゃないので私は使います。税金払うのはレバーより嫌いなので。

どんな投資でもマイナスになる可能性があるから非課税メリットを感じない、っていうのはまぁ感じ方は人それぞれですからね。どう感じるかについて私があれこれ言うことはありませんが、損しても損益通算ができない話とか、運用期間終了後にマイナスになっていると下がった値段で取得したものとして特定口座に移管されるのでその後値上がりした時に取得時よりも安い値段で売却したのに課税されちゃうケースもある話とか、その辺がメリットを感じない理由ですかね。私は5年あればプラスになると自分が思うものに投資すればいいと思っているのでそういうのがあまり気にならないのかもしれないですね。

原則論をお話しするなら、そもそも投資というのは期待値がプラスのものにお金を投じるものです。NISAの場合はその区切りが最大5年間となってしまっているところがいけてないところですが、それでも投資である以上、期待値がプラスのものにお金を投じる、というのが原則だと思います。これが投資とギャンブルの違いですから。仲間同士でやる麻雀などは別にして、パチンコ・競馬・宝くじ・ルーレットなどのギャンブルは期待値がマイナスのものにお金を投じるものですが、投資は反対に期待値がプラスのものにお金を投じるものです。そのうえでの注意点は、投資のリターンの期待値は過去のデータの平均値なので、@標準偏差や最低値や中央値も合わせて考える必要がある、A過去の十分に長い期間のデータを使ってこれから先の十分に長い期間の未来の結果を推計すべきで、過去か未来のどちらかが短い期間の場合、あまり有効な推計はできない、B過去のデータの集計はあくまで過去のデータを集計範囲とするもので、将来の結果は過去のデータの散らばる範囲を大きく逸脱する可能性がある、C環境が大きく様変わりしてしまい過去のデータが将来の推計にあまりに役に立たなくなるようなこともある(たとえば過去30年の米国債利回り低下の恩恵を受けてきた米ドル建て債券が真逆の環境におかれるような場合)、といったところでしょうか。

いろいろ書いてみましたが、NISAは義務ではないですし、やらなきゃいけないようなものではないので、乗り気じゃないのに無理にやる必要はないと思います。みんながいいと言っても自分がイヤならやらなくたっていいのではないでしょうか。私はやりますが、みんなと同じような考えでやるというわけではないです。税金払うのがレバーより嫌いだからやります。





さて、近況。本業の仕事は相変わらずです。というか年々忙しくなっている気が・・・間もなく初老になる体が悲鳴をあげております。忙しくなってきているということは金融業界が年々少しずつではありますがリーマンショックの傷を回復しているということの証左なのかもしれません。

仕事以外のプライベートの時間はできるだけ子供のために使ってあげたいと思うようになり、なかなか他のことに手が回りません。そんな中で、マネックスのコラムは続けております。ちゃんとした会社相手のことなので、めんどくせーからやーめた、ってわけにはいきませんしね。締切が次々にやってくるので普通に仕事感覚でやっております。というわけで私の生存確認にはマネックスのコラムをご確認いただくのが一番かと。隔週で書いています。コラムのURLはこちら。
http://lounge.monex.co.jp/advance/sodan/
このブログのトップページ右上の拙著の紹介の下にもリンクが貼ってあるので、そこからも飛べます。

で、お気づきの方がいらっしゃるかどうか分かりませんが、実は決算書本の第2版が今月出ました。皆様のおかげで決算書本は2008年初の発売以来6年近くが経つのですが、いまだに売れているらしく、改訂版を出すお話をいただきました。本当にありがたいことです。買ってくださった皆様、本当にありがとうございます。

今回の改訂は、見やすさの改善やよりわかりやすくするための表記方法の変更はもちろんですが、用語やルールのアップデート、使用しているサンプル企業のアップデートも行っています。決算書のサンプルの数字が小さくて読みにくいというご意見は本のサイズの関係でどうにもならなくて、すみません。分割してしまうと、最初に決算書のここだけを見ておおまかにとらえる、というこの本の最大のポイントが伝わりにくくなってしまうので、決算書をあのサイズの1ページに埋め込むとどうしてもあの文字サイズになってしまうんです。

サンプル企業のアップデートでは第1版時にピカピカだったトヨタがその後赤字企業となり、微妙な感じで再び黒字転換した様子を映しています。微妙な感じ、というのは私のモヤモヤ感です。なかなか本ではハッキリ書きづらいんですが、というかブログでも表現に気を付けないといけないんですが、黒字転換したトヨタの決算内容は、トヨタという日本を代表する企業の社会的責任とか存在感とか、日本の下請構造の姿とか、テレビのニュース番組で円高が悪だみたいに言っているニュースキャスターの頭の中のおかしな経済世界とか・・・そういったものが頭の中を駆け巡るスッキリとしないものでした。読んだ後に妙に後味が悪い。私が感じたそういうモヤモヤ感が、できるだけ注意して書いた文章でどこまで皆様に伝わるか分かりませんが、伝わったらいいなと。

更には第1版ではトヨタと三菱自動車で同業界比較をしていた部分をファーストリテイリングと三菱地所の異業種比較で行っています。あえて異業種の2社を比較することで業種ごとの特徴を感じていただくことができるんではないかなと思ったのと、両社の経営の特徴が同規模の売上高で異なる利益額と総資産額と純資産額に出ているのが見えるようになってほしいなと考えたのと、今改訂する意義をどこかに入れたいなと考えてのことです。今改訂する意義というのは、今このタイミングで本を改訂するならば、私が考えるこれからの環境をベースに、これからはこういう点で差がついてくるんではないかというのが埋め込まれているべきなんじゃないかと思いました。

そして、第1版で比較をしたJALとANA。第1版の出版から3年を待たずにJALは破たんしました。JALとANAの比較をしようと思ったのは、ちょうど本の執筆の話をいただいた頃に電車とかで耳にした「やっぱりさすがJALよ。」「●●さんちの子、JALに就職決まったんですって、凄いわよねぇ。」「JALの株持ってて株主優待もらえるから。」などのセリフです。こういうのをたまたま短い期間に続けて聞いて、決算書が読めないからイメージとか思い込みとか根拠のない話を前提にしちゃうんだろうなあと思ったのがきっかけです。もちろん、思い切り踏み込んで書くわけにはいきませんから、凄く悩みながら書いたのを覚えています。その後JALが破たんした時には、本を買ってくれた知人の何人かからメールをもらいましたし、私自身もあの時本当にJALとANAの比較をやっておいてよかったなと思いました。今回の改訂では、やはり本を買ってくださった方に、決算書を読めるようになることのはかりしれないメリットと決算書が読めないことの怖さをお伝えするために、第1版のJALとANAの比較をそのまま残して、その後の破たん直前と破たん直後のJALの決算書を追加しました。JALの破たんはそのくらい重く、大きく深く刻まなくてはならない歴史的な出来事だと思います。

・・・ごめんなさい。タイムリミットです。今年の振り返りと来年の話までたどり着きませんでした。明日必ず書きます。すいません。

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posted by ジョン太郎 at 21:32| Comment(1) | TrackBack(0) | ジョン太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
明けまして、おめでとうございます♪

お時間のない中、今更の質問で煩わせてしまい、申し訳ありませんでした。

5年あれば・・・という見方をしていませんでした。
そんな見方をして、ファンドを選び、せっかくの非課税枠を利用していきたいと思います。

これからは、マネっクスの方もチェックさせて頂きます。

ありがとうございました。

Posted by oka at 2014年01月01日 21:30
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