2012年04月14日

今週はリスクOFFでしたが来週は?

東京では桜が楽しめるひとときがあっという間に終わり、今日の雨で花びらは一気に落ちちゃったかなという感じですが、桜よりは長持ちしたかなっていう今回のリスクON市場。さて来週は?

こないだ、まだリスクONなんでしょうかというコメントをいただきましたが、先週は資金フローや各マーケットのポジションを見ている限り、リスクON状態が続いていました。弱くはなってましたが、状態としてはやっぱりONでした。

でも、今週はリスクOFFでしたね。市場が好感するようなニュースがあんまりなかったですからね。豪雇用統計とスペインの国債をECBが買うかもってニュースが出た時くらい?でしたかね。でも、そのECBによる国債買い入れ再開の話もオランダ中銀総裁がそういうことを今するつもりはないという趣旨の発言をし、3年物融資をまた供給することも必要なし、という考えを示したことで一気に失望。ショボーンと。豪雇用統計の話も、むしろそのあとの中国のGDP発表でガクーンと。

ECBの国債購入再開は避けられないんじゃないでしょうかね。イタリアの10年国債が5.5%、スペインが5.9%まで来てますからね。去年11月のピーク時にはイタリアが7.2%、スペインが6.6%をつけていますが、6%を超えた状態で国債の新規発行するのは両国ともかなりきついでしょうから、新発債を変えないECBは次回の入札前に既発債の利回りが6%を超えてれば、国債買い入れして既発債の利回りを無理やり下げるしかないっていう具合になると思いますけどね。

で、来週は?

いや、わからんですよ。そんなの。分かる人いないですから。そんなの。いつも言ってるように未来から来た人しか分からないですから。いつもの話ですが火種は多いし、欧州債務問題は市場が楽観しているほど構造的な問題解決が進んでいるとは私には思えません。この記事
http://jovivi.seesaa.net/article/255582498.html
でお話ししたように、私がこの問題を楽観的に見たり軽めに見積もることはありません。

びびってる人が多い分ちょっとした悪いニュースでも凄くネガティブに捉えられがちですし、大きく動きがちです。かなり神経過敏な状態が続いていることは確かです。こんな状態で来週の見通しを話さないといけない人は大変だなぁと他人事のように思ってますが、本当に他人事ですからねぇ。私は本業のほうでもこのブログでも短期的な見通しの話はしませんし、来週の相場予想とかもしませんし、先のことは分からん、私は未来から来た人間じゃない、ってスタンスなもんで。

もう少し長いスパンで、たとえばこの1年くらい、ということであれば私が懸念していることを挙げることはできます。

まずは何と言っても欧州債務問題。欧州各国が市場で自力でファイナンスができるようになる目処は全くたっていません。なんとか少しずつ改善していこうという姿勢は感じられますが、その真反対の動きもあります。スペインがダマテンで財政赤字削減目標を引き下げたり、ギリシャ国民がこれ以上我慢ならん!とか言ってるのとかね。目先のファイナンスを乗り越えてもすぐ次の借り換え時期が来ますし、過去の借金を棒引きしても赤字垂れ流し状態ではまたすぐに次の借金をすることになります。

目先はスペインとイタリアですが、場合によっちゃギリシャも再登場してくるかもしれません。ギリシャは借金を棒引きしてもらったとはいえ、財政赤字が解消されたわけではないので、このままいけば数年で今回棒引きしてもらった分くらいの借金が新たに積み上がります。

選挙も気になります。もちろん米大統領選が話題の中心ですが、私の注目はフランス大統領選挙です。現時点の最優良九候補はオランドだと思いますが、オランド当選でユーロ圏の足並みが一気に崩れる可能性があります。これまでもユーロ圏の足並みがそろわず、ドイツと他の国で意見が食い違ったり、とまぁいろいろありましたが、オランド氏はそのへんの歩調を併せるつもりはあんまりないでしょうから、独仏の意見が全く合わず、他の国との足並みもめちゃくちゃ、まともな対策が一つも打てず・・・なんて展開も十分あり得ると思っています。

これまで割と自分は優等生、できの悪いお前ら、しっかりしろ、というスタンスだったオランダが、このままだと財政収支目標を達成できないかも・・・って言い出したのも気になります。他の国からすれば、あんだけ偉そうなこと言ってて、お前らもダメじゃねーかよって話です。もっと切り詰めを!これ以上の切り詰めはもう我慢ならねえ!っていう内輪もめに発展する可能性もあります。

あと、一応地政学リスクでイランと北朝鮮かな。目先の発生確率は低いんじゃないかなと思っているんですけど、この手の話は急に進展して一触即発状態になって一気に大きなインパクトになる可能性があるので。確率は低くてもインパクトがでかいので掛け合わせると結構な存在として考慮しておきたいものになります。

あ、個人的にはアメリカのQE3は当面ないと思ってます。QE3をやる大前提はデフレ。今の状態でアメリカにデフレを予想するのはちょっと現実的ではないかと。先進国の金融緩和は目先はあんまり期待できないと思います。新興国は金融緩和方向だと思いますけどね。先進国から大量に市場に供給されたマネーがリスク資産価格を押し上げ・・・みたいなこれまでの展開が今後もどんどん続いていくってのはちょっと想像しにくいです。

私はこんな感じで考えております。

繰り返し申し上げておりますが、このブログは私はこう思っていますというのをお話しするだけのブログです。議論をするつもりは全くありませんので、その点ご了承ください。




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posted by ジョン太郎 at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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