2006年10月28日

年金の仕組み〜その2〜 カニでもサルでもわかる年金制度!

なんか、前回の記事で年金について書いたらすごいアクセス数が増えました・・・やっぱり皆さん年金には関心があるみたいですね・・・みんなにとってとても大事な問題で、しかも大事な問題のくせに制度が複雑でわかりにくって、しかもその制度の中に寄生して悪いことをしてる人がいっぱいいるのをみんなが知ってる、ってところが年金への関心が高い理由なんでしょうね。そういうわけで、もうちょっと詳しくお話しすることにします。
前回の記事
http://jovivi.seesaa.net/article/26229926.html
で、年金制度についてカンタンに説明しましたが、後で読み直してみても、2階とか3階って言葉にピンと来ないような・・・自分でも絵描いてみないとゴチャゴチャになっちゃうような・・・というわけで、今回はまず図を出しますね。

Pens.jpg

これを見ながら前回の記事読んでいただけるとずっとわかりやすくなると思います。せっかくなので左から順に見ていきましょう。一番上の行のとこで自分がどこに当てはまるかを見つけて、その下にある柱を見てください。注意点が3つあって、まず、年金というのは職業によって決まる、つまり転職をしたら、その時その時の年金制度に移っていって働いた期間分が加算されていく仕組みだってこと、10年会社員をしていて結婚して主婦になって35年、って人は会社員時代の10年分+主婦としての35年分、の合計が自分の年金になりますし、公務員を30年やって、国会議員15年やって、天下って会社員を5年、って人は公務員の制度の30年分+国会議員15年分+会社員5年分、という風にもらえます。2つ目の注意ポイントは上の図の柱の高さは年金額とは全く比例してないってこと。通常、4階建ての制度の人より議員年金の人のほうが年金額は高いです。3つ目の注意点は、この制度自体が今後変更になる可能性がいくらでもあるということ、です。これら3つの注意点をおさえて、見ていきましょう。上の図を別ウィンドウで開いて、この記事ウィンドウとは別に表示しながら読んでいくとわかりやすいかもしれませんね。

まず一番左の自営業者等のとこですが、自営業者というのは基本的に国民年金だけしかもらえません。最大でも年間80万円くらい。これだけで生活していくのはきついです。で、任意加入の国民年金基金と新たに創設された個人型確定拠出年金というのに加盟できます。これは自分でお金払ってそれを将来受け取る制度です。税制面の優遇はありますが、基本的には自分で稼いだ要はお金を貯めるってことです。何の補助もありません。

で、補助って何さって話なんですが、これがミソで、年金の中のいくつかは国庫補助金と言って、自分あるいは会社あるいは所属団体なりが出したお金に国が上乗せをして年金の元ダネを増やしてくれる制度です。

まず、紫の部分の国民年金の場合、一応今のところ1/3が国庫補助金となってます。つまり国の補助が上乗せされて自分の払ったお金の1.5倍のお金を出してることになってるってことです。いつまで続くかわかりませんが・・・図の中の<0%>のようになってる部分が国庫補助金の比率です。

で、白い部分の国民年金基金は国庫補助金は0です。
赤い部分の個人型確定拠出年金、これも国庫補助金は0。
青の厚生年金、これも0です。公的年金なのにね。
黄色の企業年金、これも0。
緑の企業型確定拠出年金、これも0。
オレンジの公務員の共済年金、これは50%が国庫補助金で拠出額が倍になる素晴らしい制度。
濃い紫の職域年金、これは何と国庫補助金が100%!うらやましすぎます!
黒の議員年金、これも国庫補助金70%です。拠出額が3倍以上膨れ上がるエクセレントな制度。

サッパリ意味がわかんないのは、「公的年金」というのは紫と青とオレンジのところのことだってこと。なんで?ねぇねぇ、なんで?みんな知らないと思って、みんな大してちゃんと勉強しないと思って、ナメてるでしょう?わざと複雑にして、あんまり情報開示しないようにして、ややこしい言い方して、ってのが基本戦略ですから、それに乗っちゃダメです。厚生年金は国庫補助金ゼロですよ!国から1円も補助出ないのにどこが公的なの?議員年金と職域年金はほとんど全部国庫補助金なのに!公的年金じゃん!厚生年金は会社が出して・・・とか個人負担が・・・とか言っても会社から見たらその人を雇ってるコストの一部ですから、給料も年金も一緒です。トータルに考えて給料額決めるのが普通です。

ね、議員年金と公務員年金が問題になる理由がわかるでしょう?問題なのはこの年金制度を考えてる人が、国会議員と公務員、つまりグレイトな年金制度のウマーイ仕組みのおかげでウハウハな人たちだってことです。こんなウマイ制度変えるのは忍びないでしょうね・・・っていうか本当に年金改革する気のある人っているんですかね・・・マジで。

落ち着いてられませんが、落ち着いて次いきましょう。青い部分、会社員の列は4つあります。これは自分がどこの会社で働いてるか、で決まってきます。私の最初働いてた会社は左から2番目の制度でした。その後にうつった会社は一番左の制度、今は右から2番目の制度です。ちょっと会社の年金制度の書類とか探してみたくなりませんか?調べてみたほうがいいですよ。働いてた期間のものが通算されていく仕組みなので、転職の多いジョン太郎はだいぶ不安です。1つか2つくらい加算されてない期間とかありそうで・・・ガクガクブルブル・・・

そして、この年金資金を管理・運用しているのが厚生労働省からの委託を受けた年金資金運用基金(昔の年金福祉事業団ね)。名前変えたのはホラ、みんなが年金資金運用基金をグーグルで検索しても昔の年金福祉事業団の悪業とか悪いウワサがヒットしないようにね。いかにも違う団体風。だったんですが、更に名前が変わって、今は年金積立金管理運用独立行政法人。もう何がなんだか・・・年金福祉事業団→年金基金運用基金→年金積立金管理運用独立行政法人です。名前変わってますが、同じ人たちです。昔の悪事とか今の悪事を検索する時は3つの名前で検索する必要があります。グリーンピアっていう関係者以外誰も使わない巨大豪華施設を各地に建設してる人たちです。もちろん建設場所のほとんどが歴代厚生大臣・厚生労働大臣の地元になってるとこもポイントです。その辺のぬかりはありません。ワキのしまった民族ですから。当然ものっすごい赤字です。ビビります。興味のある人は調べてみてください。この人たちがなんと、国民年金と厚生年金のお金を運用してます。びっくりするでしょう?いいよ、オレのお金とオレのために会社が拠出してくれたお金を運用してくれなくていいよ・・・マジでカンベンしてください。

結構勘違いしてる人が多いと思うんですが、あの辺の人たちってなんとなく国民年金と、共済年金とか議員年金とか職域年金みたいな公務員ぽい人たちのお金を運用する団体っぽいイメージないですか?違いますよ!彼らが運用してるのは国民年金と厚生年金です!サラリーマン直撃!グリーンピア作るなら自分の金で作れよ・・・頼むから・・・ちなみにそこの中心に入れなかった人たちのための外郭団体も100以上用意されており、受け入れ態勢もバッチリです。既に作っちゃった施設の借金も返さなきゃいけないのに、その返済資金も私たちが毎月払ってる年金保険料。おまけに将来収益性上げて返済できる見込みもゼロ、既にいくつかの施設をタダ同然で叩き売りしてくださってます。グリーンピア作りたい人は自分で稼いだお金で自分の家の庭に建設して自分の親戚一同を使って運営してください。利用したこと無い人がほとんどという施設が国民の利益になってるとは思えません・・・

ハーハーゼーゼー・・・書いてて疲れますね・・・すんごいストレスと思い出し怒りでゲッソリ・・・

次は公務員。すごいですねぇ・・・県の職員とかを例にしてみましょうか。会社員の厚生年金のように給料に応じた分が県から拠出されて、それと同額の国庫補助金が国から出てきて2倍になる!すげえ!!!いいなぁ・・・グリーンピア建設資金とか外郭団体のどうでもいい人たちの給料にも回されないしなぁ・・・いいなぁ・・給料に応じた分て言っても、その給料の決め方がまたアレですからね。従業員100人未満の小さい(?)会社とか自営業とかフリーターの人は除いて計算してます。批判があったので50人未満を除外に変えたみたいですけどね・・・ズルッ!セコッ!国税庁が調べた民間の平均給与は438万くらいんなんですが、公務員の給料を決めてる人事院の調査によると民間の平均給与は626万くらい!もちろん、公務員の給料は人事院調査の626万円に合わせて作られてます。民間の平均給与が600万超えてるわけねぇじゃん・・・いい加減にしろよ・・・誰がどう考えたってこの国はサラリーマンの平均給与が600万円超えてるような国じゃありません。400万くらいでしょう?600万をサラリーマンの平均給与として、それに公務員の平均給与が合うように、民間との差が開かないように注意して給料を決めてます、って・・・アフォかと。そして、民間の会社で、例えば銀行とか証券会社とか旅行代理店とか病院で、窓口でお客さんを対応してる人、法人営業をやってお客さんとこ行ったりしてる人、お客さんから怒られることってよくありますよね。意味わかんないお客さんもいるしつらいですよね。公務員の場合、そういう窓口担当とか「一般のわけわかんない人たちも対応しないといけないツライ職業の人」には「不快手当て」というのが出てます。給料とは別にね。手当てで出ます。ムカつく客いたり、怒られたりして大変だし、何より不快だから、「不快手当て」が出る。現実離れした平均給与に合わせた給料とは別に不快手当てをはじめ、意味不明な手当てが出て・・・民間より公務員のほうが絶対に所得は多いです。ちなみ他にも無遅刻手当て、無欠勤務手当て、無早退手当て、住宅取得希望手当て、勤労手当て、電話応対手当て、休憩時間変更手当て、などももらえます。遅刻や早退をせずに、電話をとりながら、窓口応対してる銀行の人たちは手当てなんか出ませんよ。平均給与とは別にそんな手当てもらってるのって・・・

次、議員年金!社会人になってすぐ国会議員になる人はあんまりいませんから、議員の人たちは会社員とか公務員をしてた時の年金に加算してもらえます。ちなみにもらえるのは、国会議員在職10年以上の人たちで、在職時の掛金は年間126万6000円。うっ・・・結構高い・・・でも給料も高いからね。で、お楽しみのもらえる金額。最低で年間412万円、在職期間が1年増す毎に8万2400円ずつ増えます。すげい!国民年金で80万、厚生年金で300万円くらいなら年収800万円!すっげー。年金が年間800万円てアナタ・・・そりゃ80万円部分がちっと減るくらいどうってことないから国民年金保険料払ってない議員もいますって話です。グリーンピアの建設とかにも回されないしね。

最後、主婦!主婦と書きましたが正確には会社員とか公務員の配偶者、で仕事をしてない人です。奥さんが働いててダンナさんが家で家事してるケースもあるからね。結婚するまで働いてた人は厚生年金などがちょっと上乗せされますが、基本的には国民年金のみです・・・がんばってお金ためましょう!



毎月毎月払ってるすんごい高い国民年金と厚生年金の年金保険料、ボーナスのときに、オレが使うより先に、クレジットカード会社の取立てより先に、ガッツリゴッソリもっていく年金保険料、自分で投資信託で運用できたらいいのにね・・・どんなに増えることでしょう・・・



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posted by ジョン太郎 at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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