2011年12月03日

米失業率大幅改善?

アメリカの11月の雇用統計が発表されました。


米失業率大幅改善とかこれで大底を打ったとか報じられています。

アメリカの失業率は10月の9.0%から11月は8.6%に低下。
これが「大幅改善」かどうかは個人の感覚次第でしょうね・・・
この水準がどんなもんかは後でまた別の角度から見るとして、とりあえずいつものフォーマットでどんな内容だったのか中身を見てみましょう。

USUN nov11.bmp

USUN nov11.bmp
(↑サムネイルをクリックすると別窓で大きく表示されます)

まず、民間人は172千人増加。労働力人口は315千人減少、雇用者が278千人増加、失業者は594千人減少。失業率というのはこの失業者を労働力人口で割った数字なので、失業者が減っただけでなくかつ労働力人口が減ったことも踏まえておくべきです。

雇用者のうち、経済的理由でパートで働いている人は10月と比べて40万人近く減少していますが、いまだ850万人もいるということはおさえておきましょう。失業者が1,330万人、働いてるけど経済的理由でやむなくパートで働いている人が850万人、合わせて約2,180万人です。

そして労働力人口に含まれない人が大幅に増えている点にも注目です。前月比で50万人近く増えています。うち、働く意思のない人が36万人増加、働きたいけど職探しを諦めてしまった人が21万人増加してます。

これ、大幅改善なんですかね。

表には載せていませんが、11月の平均失業期間は40.9週間となり過去最長を記録。27週以上失業している長期失業者の割合は失業者の43.0%を占め、先月の42.4%からこちらも増加しています。また、労働時間1時間あたりの平均賃金も前月比-0.1%と微減しています。

私の感想はこれまで同様「依然厳しい」です。またかよ、って思う方も多いと思いますが、これじゃつまんないですよね。でも、だからこそ「大幅改善」とかって書くのかもしれませんよ。毎度「以前厳しい」じゃ、つまんないから、売れないから、新聞や雑誌の記事書いてる人は売れてなんぼですからね。まぁ、受け止め方は人それぞれ。皆さん一人ひとりがどう捉えるか、であって、いろんな受け止め方があっていいということなんだと思います。

もう一つ、私が以前厳しいと感じるのはこれまでの推移をある程度見てきているからだと思います。
これまでにもたまにアップデートしてきていますが、これまでの失業率の推移をグラフで描きますとこうなります。

USUN nov11 trans97.bmp

以前厳しい水準にあると思います。
労働市場というのは急に劇的によくなる例をあまり見たことがありません。

↓ランキングです。ポチッと押して投票お願いします。
にほんブログ村 株ブログ 投資信託へランキング参加中!





ど素人がはじめる投資信託の本

ど素人が読める決算書の本
posted by ジョン太郎 at 23:14| Comment(2) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうですか・・・
そうですよねえ・・・
そう簡単に労働市場が好転する訳はないですよね。

しかし、景気は気からとも思うので、
こういう数字を見て、
良い意味で勘違いして、
マインドが良くなっていけば、
本当に景気が良くなってしまうかも?
なんて期待もしています。(^^)
Posted by mushoku2006 at 2011年12月04日 08:50
mushoku2006さんへ
こんにちは。コメントありがとうございます。

私は基本的にこのブログで自分の期待を書いてるわけではないのでどうしてもこうなっちゃうんですよね。ここで書いてるのは原則として、私の考えや見方や私の知ってることであり、私の期待というのはあんまり含まれてないんです。

私も早く景気よくなってほしいなぁと思ってますけどね。一方で、まぁ無理だろうなぁと思ってます。

これからもよろしくお願いします。
Posted by ジョン太郎 at 2011年12月04日 16:07
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/238512899
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック