2006年08月27日

チャールズ・エリスの言葉(4)

連続でご紹介している、チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」。
チャールズ・エリスの言葉(1)
http://jovivi.seesaa.net/article/21653549.html
チャールズ・エリスの言葉(2)
http://jovivi.seesaa.net/article/21683836.html
チャールズ・エリスの言葉(3)
http://jovivi.seesaa.net/article/22452954.html

今回は、前回・前々回の話を更にハッキリしたイメージにするお話です。

「(株式の、投資期間ごとの収益率を見比べてみると、投資する)期間によって収益率の範囲や分布には明らかにかなりの差異があるにもかかわらず、つねに変わらない一定の値がある。平均で見た実際の収益率である。それは検証するデータが全て同じ連続的な実績値からとられているからだ。連続的な実績値から引き出されたサンプルであるということが、データの意味を理解する上で極めて重要である。ニューイングランドの天気をとってみても、非常に寒い日か汗ばむような暑い日かは、個々には予測不能に見えても、我慢強く観察していると、一見無関係に見える年ごと、月ごと、あるいは1日ごとの結果が、まったくでたらめに現れるのではなく、長期間ではかなり予測可能なパターンに従っていることがわかる。天気でも運用でも、より数多くのサンプルをとれば、その性質や法則を理解できるようになる。そうすれば、長期における性質や法則を利用するにはどうしたらよいか計画できるし、短期的に混乱させられるような恐ろしい日々の出来事に直面しても、途方に暮れなくてすむようになる。」

〜チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」より〜

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まず、前回使った表を見ていただきたいんですが、これを表1としましょう。

15202530.jpg

で、ここの表1を年率換算してみます。これを表2としましょう。

15202032-2.jpg

とりあえず、1年のところと5年のところをよく比べてみてください。1年あたりの平均リターンはたいして変わりません。でも、最大値と最小値を見ていただくと物凄くマイルドになっていることがお分かりになると思います。極端に良い場合でも極端に悪い場合でも、だいぶ平均値に近いところになっています。10年だと更に平均リターンも上がり、平均値に近いところに最大値最小値がきてます。そして15年リターンでは1年あたりのリターンが日本株以外はマイナスになっていません。期間が長くなれば長くなるほど平均に近くなってくるというのが良くお分かりになると思います。

ここで是非最初に戻ってチャールズ・エリスの言葉を読み直してみてください。

短期間では不確実なことがあまりに多すぎます。この1年間でこんなに上がったとか、●●さんは初めて1ヶ月で何%も増えたとか、今度は◆◆がいいらしいとか、そんなものは全く予想のつかないものに賭ける博打と一緒です。投資信託を買った直後、それこそ買ってから2ヶ月3か月でパフォーマンスが悪いとか、あーだこーだ言うのも同じです。

信頼できる程度に長い期間のデータに基づいて予測できる、気候とか、季節の移り変わりとか、そのくらい気長でまぁまぁ信頼できそうな理論に基づいて、長ーい時間をかけて、平均値に近づくくらいまでゆっくりじっくり投資をしとくのがいいんじゃないでしょうか。今日はここまで。


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posted by ジョン太郎 at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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