2011年02月13日

ジョン太郎のポートフォリオ公開(2011/2/12)と、通貨選択型ファンドとブラジルレアルの話

前回(http://jovivi.seesaa.net/article/184504558.html)、アセット・アロケーションの話をしましたが、で、お前のポートフォリオはどうなってんだって話で、ジョン太郎のポートフォリオを公開しますよと。


ちなみに、昨年10月時点のポートフォリオ公開時はこんな感じでした。
http://jovivi.seesaa.net/article/167781224.html

で、早速ですが、私の今のポートフォリオはこんな感じになってます。
port110212.bmp

全体として株が上がってるので、10月に比べると全体で3.5%くらいのプラスになってます。個別で見ると上がってるものも下がってるものもありますが、全体としてはプラスです。

やっぱ日本株の比率がまだまだ高いなぁ・・・

前回の記事の中でもお話ししたように、私のポートフォリオは、今の私が考える最適な配分にはなっていません。今に限らずいつもか・・・実際のポートフォリオってそんなものなのかもしれませんね。
今持っている日本株の個別銘柄は上昇分が大きいので結果的に比率が高くなってます。ちなみに一番儲かってるやつは+123%です。まぁ、売るつもりもないので他のものを増やすしか比率を下げる方法はないんですが。

ブラジルもちょっと比率高いですねぇ。これも個別株の値上がりの影響が大きいです。

今のポートフォリオで変えていきたいなぁ、私の今の考えと合ってないなぁ、と思うところは、
◆日本株の比率が高い
◆ブラジル株の比率が高い
◆昔買ったMSCIワールドをテーマ/セクターものに変えたい
◆昔買ったMSCIエマージングのうち東欧部分みたいな成長しなそうな国の分がいらない

こんなところです。
益出しして税金払うのが悔しいので、売却して入れ替えとまではなかなかいかないんですが、追加投資分で少しずつ自分の考えに近い姿にもっていきたいなぁと思っています。



ところで、前回の記事で「頭の中の地球の模型」の話をしましたが、先週仕事でとある方とお話しした時に、あの「記事書いた矢先にいい例がとれたなぁ」と思うような話がありまして。

その方ももちろん金融業界の方なんですが、お金を貸すほうがメインの仕事の人です。で、個人的に通貨選択型ファンドを買おうと考えているらしく、どの通貨コースにしたらいいか悩んでるらしいんですね。その時のその人(そ)と私(ジ)のやり取りはこんな感じ。

ジ: で、なんで毎月分配型なんですか?止めたり反対するつもりは全くないですが、理由に興味があるので。投信の分配が自動解約だってことはご存知ですよね?給与収入あるのに毎月解約してもらう必要ないじゃないですか。どうせ分配金は普通預金にたまっていって、そのうちまたそのお金で投信買うんでしょう?

そ: それは分かってるんですけどね。なんとなく気持ちの問題です。

ジ: そうですか。気持ちの問題は私の知るところではないですからね。お好きになさったらよろしいかと思います。で、なんで通貨選択型なんですか?

そ: 分配金が高いので・・・

ジ: ・・・そうですか。分配金と儲けは関係ないのもご存知ですよね?

そ: はい。でも、なんとなく気持ちの問題で・・・

ジ: そうですか。なんとなく気持ち的に、分配金が高ければそれでいいというならとにかく分配金の高いやつを買えばいいじゃないですか。ブラジルコースが一番高いでしょう?

そ: それで悩んでるんですけどね。ブラジルレアルってどう思いますか?

ジ: 短期と長期は全然別物ですからね。長期的には円安レアル高になると思ってますけど、短期的にはレアルが上がるより下がるほうが可能性高いと考えてますけどね。

そ: そうなんですか?じゃあ待ったほうがいいですか?

ジ: いや、未来を知ってるわけじゃないですから。どうなるかなんて知らないですよ。でも、私は短期的には上がらんと思ってます。

そ: でも、オリンピックとワールドカップありますよ?資源もあるし、人口も多いし。

ジ: (この人の頭の中の地球の模型にはブラジルのところにブラジル人がいないなぁ・・・) それで上がると思ってるなら、分配金も高いし悩むことないじゃないですか。

そ: なんでレアルが上がらないとお考えなんですか?

ジ: ブラジル政府がこれ以上のレアル高を止めようとしてると考えるからです。ブラジル政府はレアル高対策をいくらでも打つことができます。実際この数年ブラジル政府はそうやってコントロールをしてきました。というかコントロールできるようになるまで頑張ってきました。で、最近ほぼコントロールがつくようになって、年初にマンテガ財務相の勝利宣言があったじゃないですか。「通貨上昇は終わった」って。ブラジル政府を向こうに回して、オリンピックとワールドカップがあるから上がるってのは、ブラジル政府はレアル高対策をうっても無駄、結局レアル高を抑えられないというシナリオを描くことになります。でもこれはあくまでも私の個人的な見解ですからね。ご自身のお考えに従えばいいと思いますよ。



私の心の声で途中に()内に書きましたが、この方の頭の中の地球の模型にはブラジルのところにブラジルの人がいないなぁと思いました。ブラジルをまるでモノのように見てるんですね。あるいはグラフなのかもしれません。為替レート推移のグラフがあってその線が右上に上がっていく。背景としてコルコバードの丘のキリスト像と、リオのカーニバルと、ワールドカップとオリンピックの写真が使われてる。そんな感じなんでしょう。

でも、ブラジルにはブラジルの人が暮らしていて、ブラジル政府があって、その人たちの論理があり、喜怒哀楽があります。このブログでも何度もお話ししてきましたが、ブラジルの政府は現段階でこれ以上のレアル高をのぞんでいないと私は思います。



この方の頭の中の日本には日本人がちゃんと暮らしてるんだと思うんですよね。そこにいる人たちが円高になると困ると言っていると。円高になっても日本企業全部が悪くなるわけじゃないんですけどね。まぁ普通に新聞やテレビのニュースばかりだとそう刷り込まれますしね。外にモノを売ったり日本企業や日本の資産を売りに行ったりするときは円安のほうがいいですが、外からモノを買ったり外国企業や外国資産を買うときは当然円高のほうがいいことになります。まぁその話はもういいか。とにかく円高だと日本人あるいは日本企業が困るという話はその方の頭の中にはあるんだと思うんです。それはちゃんと頭の中の地球に日本人がいて困った表情をしていると。ところが、その方の頭の中にはブラジル人がいなくて、相手側のブラジル人がどう思うか、ブラジル政府がどう動くかというのが欠落していると思うんですよね。



ブラジル政府は今、これ以上のレアル高はよくないと考えていると私は見ています。少なくとも私の頭の中の地球の模型のブラジルのところにいるブラジル政府の人は。

製造業を育て、製品を作って外に輸出していく産業を応援していこうと思ったらレアル安のほうが有利です。ブラジルは資源がメインっぽいけどなんで製造業を?って思うかもしれませんが、資源というのはその多くが米ドルで決済されますし、レアルの為替レートでどうこうという商売じゃありません。何より、資源産業の性質が「持ってる人が圧倒的にというか絶対的に有利」という超理不尽な構造なので、政府がさほど力を入れて応援してあげる必要がない商売です。

なんで為替レートのコントロールも含めて応援してあげないといけない、資源産業ほど有利じゃない製造業をそこまでして応援する必要があるのか。それは恐らく労働吸収力だと思います。資源産業というのはあんまり人手を必要としません。それなのに高い値段で売れる。ノルウェーやカタールが世界の一人当たりGDPランキングでずっと上位にいるのは国民の数が少なくても物凄い金を稼げる資源を持っているからです。

その点、製造業や建設業は人手がたくさん必要な商売です。商売の効率としてはあんまりよくありません。原材料を買ってきて、人手をたくさん使って作って売るわけですからね。地面に埋まってるものを掘って売ると高値で売れる資源産業とは違います。でも、ここがポイントなんですよね。ブラジルみたいに人口の多い国でカタールみたいな産業構造にしたらどうなるか。メチャクチャな数の失業者が生まれます。ハンパじゃない貧富の差が生まれます。あれだけの人口の国ですから、社会を安定させるためには巨大な労働市場が絶対に必要なわけです。で、職を得た人たちが給与所得を得てそれを消費にまわしてくれれば内需が強くなり成長の歯車がゆっくりと回りだし、うまく軌道に乗れば一気に成長していけると。商売の効率は悪いし、為替レートとかの面で応援してあげないといけないけど、たくさんの労働者を受け入れることができる製造業を育てていくことを国家の課題に掲げる新興国はたくさんあります。特にアジア・アフリカ地域の人口の多い新興国でその傾向が強いです。

で、せっかく長い暗黒時代からやっとの思いで抜け出し、インフレもなんとかコントロールできるようになり、昔の悪いイメージも払拭しつつあり、初めてといってもいい順調な歯車の回転で成長軌道に入ったブラジルとしては絶対にこんなところでコケたくないと。労働力を吸収できる巨大な労働市場を作りあげ、国を安定させ、ゆっくりと着実に内需を強くしてく、そのためにも製造業をしっかり育てたいと。レアル高がその邪魔になるなら意地でも、どんな手段を使ってでも止めてきます。レアル高の最大の敵は日本人、もっと言えば日本の投資信託、もっと言えば日本の通貨選択型ファンドのレアルコース。そんなことを顧みず、分配金だけを比べ、オリンピックとワールドカップを念仏のように唱えて安心材料にして、南無三っ!とお金を突っ込む日本人。地球儀の日本とブラジルのところにそんなブラジル政府と日本人をおいてそこでレアルが上がるかどうかを考えてみるといいんじゃないかなと思います。



私は現段階ではこれ以上のレアル高を期待することは相当難しいと思っています。

そんな中、「今月に入ってからレアルまた上がり始めた」「2月に入ってレアルが快走、再び上昇を始めた。」みたいな文句をたまに見かけてオイオイって感じなんですが、レアルのレートをレアル円だけで見てるとこういう間違いをおかします。レアル円のレートというのは、ドルレアルのレートとドル円のレートに分解できます。

足元のレアル円レートは1レアル50.02円。月初は1レアル48.81円でしたから、確かにこれだけを見ると一見レアル高くなってんなーと思えるかもしれません。実際このレートは2.47%レアル高円安。でも、月初のドル円は81.35円で今が83.42円ですから、ドル円は2.54%ドル高円安。・・・ということは・・・ドルレアルを見てみると月初が1.6644で今が1.6664とほとんど変わらず。つまり、「レアルが上がった」わけじゃなく、ドル円レートが円安に振れただけ。その分しか動いてないんだから。2月頭にドルの外貨預金とレアルの外貨預金両方やってたら為替差益はほぼ一緒。

月初の1ドル81.35円÷1ドル1.6644レアルで計算すると1レアル48.8765円とレアル円の48.81円に近い数字になります。データのタイミングやソースの問題で完全一致はしませんがほぼ同じになります。足元も1ドル83.42円÷1ドル1.6664レアル=50.0600円とレアル円の50.02円にほぼ近い数字になります。ね?分解できるでしょ。これ知ってると「2月に入ってレアルが上がってる」というのがいかにおかしいか分かりますよね。


ブラジル政府が見ているのはこのドルレアルのレートです。ドル円の問題はブラジル政府の知ったことじゃないですし、ブラジル政府がどうにかできる話でもないですからね。で、このドルレアルのレートを見ているブラジル政府がどういうタイミングでアクションをとってきたか。最近のドルレアルの推移を見てみましょう。

BRL.bmp

数字が小さくなるほどレアル高、つまりグラフの折れ線が上にいくほどレアル高、になるようにグラフの軸を逆にしてあります。レアルに投資して儲かるということはこのグラフが上にいくことを期待しているということになります。

オレンジの縦線がブラジル政府が打った主なレアル高対策のタイミング。日本みたいに介入の発表をいちいちしたりはしませんから、介入のタイミングは載せてません。っていうか知らないし。一番左、最初のオレンジの線が2009年10月19日の金融取引税0%→2%への引き上げ。その次の2本が昨年10月4日と19日に立て続けに金融取引税を2%→4%、4%→6%と引き上げた時(このときは株は対象外で債券投資のみ対象)、で、一番右のオレンジ線が年初のレアル高を受けての強制預託制度導入。青の横線が私が第一次防衛ラインだと考えている1.70ライン、赤線が第二次防衛ラインと考えている1.65ラインです。もちろんブラジル政府はどっかの政府と違って、どこが防衛ラインだなんて発言をしたりしませんから、あくまでも私の個人的な推測です。

というわけで今1.6664のドルレアルレートが1.65を突き抜けそうになればブラジル政府は次のレアル高対策を打ってくると私は考えています。金融取引税を8%に引き上げるのか、あるいは他の手段になるのか、手段はわかりませんが、何らかの形でレアル高対策を打ってくると思います。私の想定では、今レアルを買っても上値上昇余地は1.6664から1.65までの1%しかないわけです。円から買った場合にはプラスドル円のレート変動が乗っかってきますが、その変動はドル預金でも得られるものです。

それでもまた明日になれば日本のあちこちで通貨選択型レアルコースを買う人がいるわけですが・・・この2年間に積みあがった日本の通貨選択型ファンドの残高は7兆5千億円。うちレアルが5兆円以上。日本の投信残高が全体で60兆円しかないのに。投信残高全体の1割以上が通貨選択型で1割近くが通貨選択型のレアルポジションになってると。これが日本の投資信託市場です。どうかしてます。日本の金融教育がいかに遅れているかがよく分かりますね。

通貨選択型じゃないレアルポジションをとっているファンドも含めれば日本の投信がとっているレアルポジションは10兆円規模です。1日の取引が1兆円もない市場なのに。資源国通貨の一点張りがどれほど恐ろしいか知らないお金がこれだけあるということです。なーんて言うと、豪ドルとレアルの組み合わせで分散とかって人が出てくるんですよね。豪ドルとレアルなんて組み合わせてもそれは分散効果はほとんどありません。もうちょっとちゃんと考えて組み合わせないと分散効果は出ないです。だいたい豪ドルのボラティリティってTOPIXと変わらんですからね。



先ほどの方がその後、通貨選択型のレアルコースを買ったのかどうかは知りません。これ買いましたという連絡はその後来てません。まだ日も浅いしね。明日買うのかもしれませんが。私がその時、その方の期待するような答えをお返ししなかったので、結局それでもレアルコースを買いましたというのは言いにくいのかもしれないですけどね。別に私はその方が通貨選択型のレアルコースを買うことを止めるつもりもないですし、反対するつもりもないですし、どうぞ好きなものをお買いになったらという感じなので、結局レアルコースを買いましたと言われれば、ああそうでしたかと言うだけのことなんですが。

もちろん、他の方がワールドカップとオリンピックがあるからレアルコース買う、コアラとカンガルーがいるから豪ドルコース買う、というのも自由だと思います。考え方は人それぞれですからね。私はそういう投資は絶対しませんが。それは私の考えと違うからというだけのことであってこれを他の人に強要したり、賛同していただく必要はないです。投資は各自が自分の考えに合ったものをやるものですから。

今日はこんな感じでございます。

タイトル長すぎですよね。本文も長すぎですよね。すいません。
ブログ更新しなきゃしなきゃと思いながらなかなか更新できなくて、その思いが溜まりまくったところで時間ができたところで一気に書くもんでついこうなっちゃいます。そういう奴だと思って苦笑してご容赦いただければ幸いです。

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posted by ジョン太郎 at 09:34| Comment(6) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ドクターZは知っている(現代ビジネス):円高は悪くない?―【私の論評】日本のマスコミの勉強不足はこれだけにとどまらない!!

ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」

こんにちは。現代ビジネスのコラムで「ドクターZは知っている」というコラムがありますが、最近、通貨当局が「実質実効為替レート」という数字を出し、勉強不足のマスコミがわけのわからぬ記事を書いていることを指摘し、当局の親切な解説と専門用語には、くれぐれもご用心と結んでいました。私も、これには同感です。しかし、マスコミの勉強不足はこれだけにすみません。少し考えただけでも、いくつものミスを犯しています。しかし、このミスを喜ぶのは誰かといえば、特に、財務・金融関連の高級官僚OBです。マスコミのこと、特に経済関係では信用してはなりません!!それに、経済記事に踊る馬鹿な総理大臣や、閣僚や、議員も!詳細は、是非私のブログを御覧になってください。
Posted by yutakarlson at 2011年02月13日 11:48
大変勉強になりました。
外貨の保有は株式を通じてのみということでしょうか。
差し障りのない範囲でアロケーション毎の保有銘柄も是非ご教示頂きたいです。
Posted by ASK at 2011年02月13日 13:16
ひさびさのアセットアロケーション紹介ですね!

いやー、ジョンたろ兄さんは相変わらずの超攻撃型アロケーションですね。。
琥太郎はジョンたろ兄さんの助言もあって、海外債券クラスを一割くらい足してみました。
年齢的にはジョンたろ兄さんよりもリスクの許容はできるはずなのになぁ。。

これからもブログを通じてコツコツ勉強させてください!
Posted by ショーン琥太郎 at 2011年02月13日 22:24
yutakarlsonさんへ
こんにちは。コメントありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

ASKさんへ
こんにちは!コメントありがとうございます。
外貨の保有は株式を通じてのみです。
http://jovivi.seesaa.net/article/184504558.html
の記事でも書いたように、株も通貨も私は成長する国のものをもてばいいという考えなので、通貨配分は株の配分通りそのままでいいと考えてます。預貯金の比率は極端に低いので、外貨預金をする余裕はないです。外貨預金をするくらいなら株を買いますね。

すぐ使うかもしれないお金を外貨預金にしたら結局短期的な投機をすることになりますし、通貨のボラティリティはごく一部の通貨を除いて株並みのレベルですから中途半端なリスクをとるくらいならちゃんとリスクをとってそれなりのリターンを期待します。

あと、生憎ですが、各アセットクラスの保有銘柄は公開していません。別にもったいぶるつもりは全くなくて、公開しちゃっても全然かまわないんですが、先ほどリンクを貼った記事にも書いたように、個別銘柄の推奨・勧誘と受け止められかねないようなことはしたくないんですよね。私が持ってるってだけの話ですから個別銘柄の推奨にはならんだろうとお考えいただければいいですが、そうでない人もいますし、いろんな捉え方をする人がいますからね。ご理解いただければ幸いです。

これからもよろしくお願いします。


ショーン琥太郎さんへ
こんにちは。コメントありがとうございました!
私のリスク許容度は相当高いほうだと思いますから、本当は公開してもあんまり皆さんの参考にはならないかもしれないんですけどね。

私はこのアロケーションでも、目いっぱいリスクとってる感じではないです。むしろある程度リスクを抑えてる感覚です。というように、リスクというのは人によって捉え方が大きく異なります。

たとえば、Aという銘柄のリスクを考えるときに、Aという銘柄自体がもっているボラティリティやその発行体のクレジットリスクなどの本質的なリスクの上に、その人がその銘柄についてどのくらい知っているか、そのアセットクラスについてどのくらい知っているか、投資するお金がどのくらい余裕のある資金か、等が上乗せされてその人が感じる総合的なリスクになるんだと思います。

Aという銘柄についてとてもよく知っていて、そのアセットクラスについてよく知っていて、しかも完全な余裕資金で投資する人にとって、Aのリスクはその銘柄自体が持っているリスクだけにしか感じないでしょうし、全く知らない人にとってはAのリスクはAが本来持っているリスク以上に見えることでしょう。

さらに悪いケース、しかもよくあるケースは、本来のリスクに上乗せされる本人の知識によるリスクがマイナスになって本来のリスクよりも小さく感じてしまう場合です。要するに知らないためにリスクを過小評価しちゃうケースですね。これが圧倒的に多いパターンです。世の中の人は債券の
リスクを過小評価して、株のリスクを過大評価することが多いような気がします。

・・・これ読みにくいですよね・・・本文に書けばよかった・・・もうちょっと詳しく書きたいなと思ったんですが、ちょっと本文のほうに引っ越して書き直します(笑)でも、申し上げたいのはそんな感じのことで、リスクは人によって全然違いますよってことです。

これからもよろしくお願いします!






Posted by ジョン太郎 at 2011年02月14日 05:50
はじめまして、私も某金融機関で働いているものですが、ブラジルレアルについては同じように思います。あとはいかにNDFが実勢から乖離するかということを営業マンも理解してないケースがとても多いですよね。私の知る限り人民元やインドネシアルピアなんかはフォワードレートが高すぎて今もマイナス利回りになっていたように思います。ブラジルの場合はNDFの保証金に年率6%の税金もかかる上に割高なフォワードでヘッジしなきゃならないのでファンドにもよるのでしょうがコストさっ引きの利回りは4から5%程度になっているものまであるそうです。投信のレポートも通貨選択型が流行りだした頃は「ヘッジプレミアム」として記載されていましたが今では「内外金利差」とかなり曖昧な表現に変わっているのがほとんどです。うんちくはここまでにして、なんもわかってない銀行のお姉ちゃんとおじいさまおばあさまと有閑セレブの間で日本の投信残高の約2割を積み上げるなんて相場が終わりそうな匂いがプンプンしてますよね。
Posted by 貧乏暇なし at 2011年02月14日 14:40
ジョンたろ兄さん

ご丁寧にご返答ありがとうございます。
しっかり他の記事を読んでいればよかったものを失礼致しました。
個別銘柄は開示されないとのポリシー了解致しました。金融機関にお勤めとのことですし、納得感のあるご配慮と存じます。

確かに皆さんのご指摘のようにキャッシュ率は低いですね。

そもそもの資産全体の絶対額や自身の年代(運用期間)、個人のB/Sと特に支出見通しの状況によるので、一概には言えない話だと思いますが、私はネガティブにはチキンなのと、ポジティブにはチャンスを見つけた時にまとまったお金を用意しておきたいという理由で、キャッシュ率は概ね高め(多分40%程度)です。運用期間は長いのでもっと株式に当てた方が良いとは思っているのですが。
新興国株はインデックスだけなので、機会を見てもう少し個別株も見ていきたいと思っています。
(すいません私の事はどうでもいいですね)

勝手な希望ですが、最後のコメントのところで大体お考えの雰囲気は分かりますが、このあたり(妥当と思われるキャッシュ保有率やマーケット全体の下落局面への備え)を踏まえて次回以降の記事で考えをご教示頂く機会があれば個人的には嬉しく存じます。

今後ともよろしくお願い致します。
Posted by ASK at 2011年02月14日 23:15
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