2006年04月23日

日本株ってどうよ?リスクとリターンの表わし方。

今日はちょっとレベル高いです。日本株のリスクとリターンについて。身近な日本株のリスク・リターンってどのくらいなんでしょう?まず、リスクとリターンの測り方を勉強しましょう。今日の話がわかると、だいぶいろんなことがわかるようになります。マスターすれば、友達からも恋人からも家族からも、尊敬の目で見られること間違いなし。また、投資や運用を考えるときも、きっと役に立ちます。まず、投資のリスク・リターンと言ったとき、リターンというのは平均リターンで表すのが一般的です。また、リスクとは、一般的には損をする確率とか最悪どのくらい損をするのかその激しさとか思われてたりしますが、投資の世界でリスクとは「ブレ」のことを言います。ジョン太郎とヴィヴィ子がボーリング10番勝負をしたとします。スコアはこんな感じ。どっちがうまいんでしょう?

BOWL2.jpg

まず、平均スコア、これはジョン太郎の方が上ですね。116です。ジョン太郎の方が安定して実力が上なんでしょうか???次の標準偏差は飛ばして、最大値、つまり最高スコアはジョン太郎が151、ヴィヴィ子が159でヴィヴィ子のほうが高い最高スコアを出してますね。最小値、つまり最低スコアはヴィヴィ子の101に対し、ジョン太郎はなんと80なんてスコアも出しています。ほんとにジョン太郎のほうが上?よく見ると、ヴィヴィ子のスコアのほうが安定していませんか?ここで便利なのが「標準偏差(ひょうじゅんへんさ)」です。すげえ難しそうに聞こえるかもしれませんが、たいしたことないです。余裕です。これは数字のバラツキ度合いを示します。つまり、どのくらいバラバラなのか。標準偏差はジョン太郎が23に対して、ヴィヴィ子が18、この数字が大きいほど、バラけていて、この数字が小さいほどまとまっている、ということになります。つまり、ヴィヴィ子の数字のほうがバラつきが少ない。ここで更にイメージをしてもらうために、もう1つ話をしたいのですが、この話の前提は、数字が正規分布してるって前提でってことです。これは、ちょっと詳しい人からツッコまれたらイヤだなって思うので一応言っておくだけで気にしないでスルーしてください。数字の分布がキレーーーーーに分布している正規分布の場合に成り立つ話なんですよ。

で、何かって、平均に標準偏差を足したものと平均から標準偏差を引いたものを出します。ジョン太郎は116+23=139 と 116-23=93で、ヴィヴィ子の方は114+18=132 と 114-18=96です。139と93、この2つの数字の間46の範囲に、ジョン太郎のスコアの7割弱が納まり、132と96、この2つの数字の間36の範囲に、ヴィヴィ子のスコアの7割弱が納まります。これが標準偏差。ヴィヴィ子は7割近い確率でたった36のスコアのブレの範囲内のスコアが期待され、ジョン太郎は46くらいのスコアの範囲でブレちゃうってことです。どっちが安定してるか、それはヴィヴィ子です。次のゲーム、11ゲーム目にどっちが勝つかに賭けるとしたらあなたはどちらに賭けますか?

さて、この便利な考え方がわかったところで早速気になる日本株のデータを見てみましょう。下の表を見てください。

JPEQ.jpg

この表で使ってる数字についてまず説明します。まずデータの範囲は1971年から2006年の35年間のデータです。1年のリターンとは、1971年の1月1日に日本株を買って、1年後の1971年の12月31日に売る、いくら上がったか。これで1データ。次に翌日の1972年の1月2日から翌年1972年1月1日までいくら上がったか、でこれで2データ目、1月3日から翌年1月2日までの1年間、で3データ目・・・という風にずーーーっと計算していきますと、だいたい13,000件くらいのデータがとれます。13,000回近くやってみりゃあ、だいたいの傾向はつかめるでしょう。今後の未来は誰にもわかんないけど、この間にもたくさんのいろんな出来事があったわけで、それらの激動の時代を全て含めたデータなわけです。その間には、高度経済成長期も、オイルショックも、団塊世代の出産も、湾岸戦争も、バブルも、バブル崩壊も、ソ連崩壊も、ITバブルも、同時多発テロも、地下鉄サリン事件も、ライブドアショックも、失われた10年も、消費税の導入や引き上げも、ヴィヴィ子の初恋も失恋も、ジョン太郎のオデキも、いろんな大きな事件がたくさんありました。それなりにいろんな時代を経たデータです。13,000回近いデータを見ると、日本株は平均で1年間に9%の上昇をしています。これが平均リターンです。ジョン太郎がよく、日本株には10%くらい期待できると言いますが、その根拠となってる数字がこれです。あとで別の数字もお見せしますが、だいたい先進国の大型株に投資をすると年間10%くらいのリターンを期待できます。さて、日本株の表を見ていきましょう。さっき覚えた標準偏差は23%。下の方に+1標準偏差と-1標準偏差ってのも親切に書いてあります。この32%と-15%の間に13,000件のデータのうちの7割くらいが含まれるってことです。ちなみに年間リターンの最高記録は最大値である102%、最小値は-44%です。おなじく投資期間を3年、5年、10年と伸ばしていったのが右のほうの列です。

株に投資するなら中長期投資、日本株に投資してほっといたらいい、って言う根拠です。もちろん、失われた10年の期間はほったらかしておいてもかなり損しちゃってたわけですが・・・中長期投資のメリットはまた今度詳しくお話しします。今日は投資とリスクとリターンについて馴染んでもらうのが大事。リターンは平均、リスクはブレ、だと覚えてください。

ちなみにアメリカの株はこんな感じ。1年リターンのブレが日本より少ないんですね。でも平均リターンはやっぱり9%くらい。

USEQ.jpg

次に、日本以外の世界全体の株だとこんな感じ。

WDEQ.jpg

先進国の株の年間リターンはだいたい10%前後なんですよってことです。なんとなく投資のリスクとかリターンの考え方わかりましたでしょうか?これがわかると、もっともっといろんな話が分かるようになります。だいぶレベルが高くなってきましたね!友達の前でひけらかして自慢してください。インテリぶってください!

ごーいんぐまいうぇーのジョン太郎はレオンとかそういう雑誌読むのあんまり好きではないんで読んだことないですが、ちょい悪オヤジの次はちょいロクオヤジだそうです。ちょいロクでなしだそうで。・・・もうなにがなんだか・・・次はちょいインオヤジ!ちょいインテリオヤジが来る!かもしれない。のでその時のためにこういうの覚えておいたらいいです。気になるあのおねーさんにも「オレ投資とか運用にはちょっと詳しいよ」って言ったら意外アッサリ食事に誘えるかもしれません。恋多きオネーサン達も、お友達に自慢できるだけじゃなくて、大人でちょっとインテリな魅力的な女性に見せることだって・・・ねぇ?ヴィヴィ子。

世の中の投資ブームはすさまじくって、300人定員のセミナーに何万人も応募があったり、投資の本が山ほど出版されてバカ売れ、ジョン太郎とヴィヴィ子のお金の話なんてブログも作られちゃう世の中です。でも、そういうセミナーに行ったり、本読むのがめんどくさい人、恋愛や遊びや仕事や家事でそんなヒマない人に、無料で、もっとわかりやすく、肩ひじを張らずに、気軽にオサレに馴染みやすく、投資や運用やお金や経済の説明をして、それでもそこらへんのセミナーに行ったり、本読んだりするより、ずっとレベルが高くて実用的な知識を身に付けてもらえたらってのをこのブログのベンチマークにしています。みなさんこれからもよろしくお願いします。ヴィヴィ子と私の気力が続く限りがんばっていくつもりです。


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posted by ジョン太郎 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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