2006年04月21日

為替の話。円高・円安ってさ。実はよくわかんなかったり。

ヴィヴィ子が為替の話しましたが、そういえばこのブログで為替の話ってしたことなかったですね。今日は為替の話をちょっとしましょう。為替って言葉は多くの人が聞いたことがあると思いますが、親切がモットーのこのブログは一応ちゃんと説明します。まず、「ためがえ」ではありません。為替は「かわせ」と読みます。

為替ってのはもともとは、現金を介せずに帳簿の上だけで資金移動を行って決済することを言います。たまにこの意味で使われるので混乱するのですが、今はこの意味で使われることはほとんどありません。

普通は為替と言ったら、ある国の通貨とある国の通貨、もっとカンタンに・・・ある国のお金とある国のお金を交換することを指すと思ってくれればいいです。海外旅行に行くとき、日本円を行く国のお金に換えますよね?
ハワイでクレジットカードで20ドルの買い物をしたら、その20ドルを日本円に換算して(=為替を起こして)日本円で支払いますよね?

その時に、100円が何ドルになるか、あるいは1ドルもらうのに、何円払ったらいいか、っていう交換比率のことを「為替レート」、っていいます。円高・円安って聞いたことがあると思いますが、ちゃんとわかりますか?

1ドルが100円から120円になったら円高?円安?これは円安です。100円が120円になってるんだから円高じゃないの?って思うかもしれませんが、違います。円高ってのは、円の価値があがること、円の価値が高くなることを言います。

昨日まで1ドルのチョコを買うのに、100円払えばよかったのに、今日になったら、1ドルのチョコを買うのに120円払わなきゃいけなくなった・・・これって円の価値が下がってますよね?だから円安って言います。
みなさんルイ・ヴィトンはユーロ円の為替相場に合わせて、日本での販売価格を頻繁に見直しているのを知ってますか?ルイ・ヴィトンはこないだ、4月3日に日本国内での販売価格を4%値上げしました。ちなみに昨年11月にも4.5%、昨年2月にも2.5%の値上げをしています。その前の11月には5%の値上げ・・・って値上げしてばっかじゃん!とツッコミたくなる人もいるでしょうけど、日本のルイ・ヴィトンは1979年からこれまでに30回の価格改定をし、値上げが18回、値下げが12回となっています。値上げしてばっかりってこともないんです。11月に値上げが多いのはクリスマス前ということで、なんでしょうが、年に2回3回の価格改定をすることもあります。

でもね、2001年には100円くらいだったユーロは、2002年には125円くらいまで上がり、2003年には一時140円以上になりました。その後、2004年には125円から140円ちょっとくらいで大きく変動しました。昨年2005年は130円から143円くらいで推移しました。今は145円を超える相場になっています。

フランスでバッグを作っているルイ・ヴィトンにとっては日本での販売は輸出。輸出をする企業にとっては、自国通貨が下落して、相手国通貨が上がるほうが嬉しい、つまりルイ・ヴィトンにとってはユーロ安・円高が嬉しいんです。今は全く逆なので、値上げをしてるわけです。・・・わかりやすく身近なものの話をしたつもりが・・・外国企業の日本への輸出をとりあげたのは失敗でした・・・鏡文字を書いてる気分・・・みなさんもわかりにくいですよね・・・

開き直って、別の例えにします!

日本で車を作っているヴィヴィ子自動車。アメリカにも輸出することにしました。日本では100万円で売っています。このとき、1ドル=100円だったので、アメリカでは1万ドルで販売することにしました。すごい!すごい!飛ぶように売れます。

そして、1年後、1ドルが120円になりました。円安・ドル高ですね。向こうでの価格は変更してません。でも、車が1台売れると1万ドルになって、それを日本円にすると・・・120万円!ウキー!!!すげえ儲かる・・・コストは1台60万円・・・・ウキー!

日本で売るよりアメリカで売ったほうが全然いいじゃん!どっちも1台60万円で作って、日本で売ると100万円、アメリカで売ると120万円・・・もうヴィヴィ子アメリカ人になる・・・

ところが、翌年、1ドル=80円になりました・・・車が1台売れても80万円にしかなりません・・・ヴィヴィ子やっぱりに日本がいい・・・となりますね。

輸出をしている人、外国で物を売る人にとっては、円安が嬉しい。
輸入をしている人、外国から物を買っている人にとっては、円高が嬉しい。
円が強いから、円の価値が高いから、ジャパンマネーをブイブイゆわして日本人が外国でいろんなものを買いあさってたあのころなんかまさにそうですね。

為替の仕組み、なんとなくわかりましたか?
そこのオサレなOLのあなた・・・友達とパリに旅行に行く前にユーロの話をされて、よくわかんないまま、分からないのがバレないように取り繕いながら「う・・・うん」とか言ってませんでしたか!?
そこのレオンなオジサン、「今度ハワイに行ったら化粧品買ってきて!今、円高でしょ!」ってオネーサンに言われて「・・・円高だと何がいいのだろうか・・・見返りはあるのだろうか・・・」とかブツブツ言ってませんか!

今日からあなたもちょと為替知ってる風に!オサレに!セレブに!ちょいモテ(ry

ところで、ヴィヴィ子が気にしているここのところの相場。1ドル118円前後だったのが、今週の半ばから急に円高にすすみました。なんででしょう?

そもそも為替レートって何で動くの?何が影響してるの?ってことなんですが、これは一言では言えません。たくさんの要素がそれぞれ大なり小なり影響を与えています。

近年最も大きな影響を与えているのは各国の金利差です。昔は為替の主役は実際に使うお金、輸入や輸出をするために本当に必要な為替、「実需」によるものがほとんどでした。ところが、今は投資目的など、金融による為替、資本取引によるものが増えてきています。みなさんのまわりでも、外貨預金をしている人や、為替証拠金取引をしている人、為替のトレーダーとしてプロ並の人もいるでしょう。そりゃあ金利0%の日本と、4.75%のアメリカなら、アメリカに預けたくなりますよね。また、運用だけでなくて調達、つまり借りる人もいます。ドル建てで債券発行する企業とかね。そういう輸出入が絡まない金融目的のお金ってのは金利に敏感に反応するわけです。

現在、日米の金利差は、4.75%まで広がっています。アメリカがこの2年ほどの間に0.25%ずつの金利引き上げを毎月行い続けたおかげで、日米の金利差はすさまじく広がり、ここのところの円安相場をまねいています。そして、ちょっと前まで、アメリカの金利の引き上げは0.25%をあと3回、5.5%までもっていくだろうという見方をする人が多かった。それが正しいかどうかじゃなくて、そういう前提で取引している人が多かったってことです。で、18日、アメリカの前回3月末の金利を決めた会議の議事録が発表されて、「ぼくたちアメリカはそろそろ金利の引き上げをやめるかも。そろそろ終わりかも。会議のメンバーの仲には利上げの行き過ぎを懸念してる子もいます。」という内容がありました。で、急に円高。ヴィヴィ子踊る。次回の会議は5月10日。アメリカはこの日、おそらく0.25%の利上げを行い、5.0%にします。みんなそういう前提で動いてます。もし、利上げが行われなかったら・・・当然急な円高になるでしょう。ヴィヴィ子は円高になってほしければ、アメリカの金利を決めているオジサンたちに色仕掛けをして、金利上げるのやめてもらうのが一番。

一番の注目の的は金利差なんですが、他にもたくさんの要素がからんでいます。

たとえば、日本とアメリカの景気。景気に関する指標、失業率や、消費者物価指数や、短観や、そういうの。耳にしたことありますよね。あれを聞き流さずに注目してる人たちがいるんですよ。

アメリカの景気よくなりそう=円安ドル高
アメリカの景気悪くなりそう=円高ドル安
日本の景気よくなりそう=円高ドル安
日本の景気悪くなりそう=円安ドル高

そうそうあとは、エライ人の発言もインパクトがありますね。
日銀のエライ人が近く金利を上げるかもって言ったら円高になりますし、中国がまた人民元を切り上げしますって言ったら円高になります。

中国が人民元切り上げ=円高ドル安
日本が金利引き上げ=円高ドル安

中東のお金持ちの石油産出国がこれからは貯金のうちのユーロの比率を上げますって言ったら、ドル売りユーロ買い、それに釣られて円高ドル安とかね。
あと、日本のエライ人たちは、115円以上の円高はあんまり望んでいません。なんででしょう?日本の企業の業績が悪くなるからです。

日本の企業の多くは輸出企業です。輸出企業にとっては円安が嬉しい。輸出で100ドルの売り上げがあった企業の売り上げが日本円になったとき、12,000円なのか、11,000円なのか、ってのは非常に重要なところです。日本の政府もお役所もこのタイミングで一気に国内の景気回復をはかりたいはずで、これまでに何度かあったチャンスを潰してしまって、ブーブー言われてるので、是非この機会に一気に日本の景気を回復させたいはず。そうなると115円を割るような円高になった場合、日銀がドルを買って円を売り、無理矢理円安にもっていくぞ作戦をやる可能性もあります。市場介入ですね。これまでにも日銀は115円近辺での介入を何度もやっています。ちなみにここ日銀の市場介入はだいぶ長いことやっていません。

あと、アメリカとイランの緊張関係も気になるところです。経済制裁が検討されているそうですが、一部にはアメリカがイランの地下核施設に対し戦略核兵器による攻撃を検討している、との報道があったり、ブッシュ米大統領が、イランの核に対する野望を外交的に解決できない場合は、イランに対して核攻撃も辞さない、との考えを示したりってのもあります。時期的には、連邦議会開催前の4月中から中間選挙前の夏頃までになるとの見方が強いようですが・・・気になるところですね。一向に懲りないアメリカ・・・21世紀も変わらずです・・・

原油も高いしね。1バレル70ドルですか・・・高すぎますよね。50ドル突破した時はウェーって思いましたし、60ドル超えてヘドが出ましたが・・・車乗るの控えよって思った小市民ジョン太郎はおいておいて、原油価格も為替に大きく影響します。日本はだいたい1バレル50ドルで年間9兆円くらいの原油を輸入しています。これが、1バレル70ドルだと12.5兆円・・・原油が50ドルから70に上がったら、それだけで原油の輸入のために3.5兆円分も余分にドルを買うことになるわけです。

・・・とまぁ挙げればキリがないのですが、いろんな要素が為替に絡んでいて、今一番の注目は金利差で、次が日米の景気、突発で注意したいのが人民元切り上げとアメリカとイランの関係、といったところでしょうか。


で、ヴィヴィ子のゴールデンウィーク中のNY旅行の時の為替について。

ジャジャジャーン。

知らん!

予想をする気にもならん!

オレ留守番だし・・・(T-T)

東京でパチンコでもしてよ・・・

116円ちょうどくらいじゃないっすかね(棒読み)



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posted by ジョン太郎 at 23:37| Comment(0) | TrackBack(1) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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外貨預金は、為替手数料の他にも要注意点がある!
Excerpt: ******************** 為替王様 毎日更新ご苦労様です。毎朝出勤して真っ先によんで勉強させてもらっています。umoriといいます。私は6年前くらいから銀行で為替預金をはじめ、..
Weblog: 為替王
Tracked: 2006-04-27 07:48