2010年09月10日

日本振興銀行破綻。日本初のペイオフ発動。

これは記録に残す意味でも書かないと。というわけで今日は何と言っても日本振興銀行の破綻と日本初のペイオフ発動について。

さて、先日のこのニュース覚えていますでしょうか?

【以下引用】
振興銀の木村前会長ら4人起訴 検査妨害事件

 日本振興銀行の検査妨害事件で東京地検特捜部は3日、銀行法違反(検査忌避)の罪で前会長木村剛容疑者(48)ら計4人と法人としての振興銀を起訴した。 4人は木村被告のほか、前社長西野達也(54)、元専務執行役山口博之(49)、元執行役関本信洋(38)の3被告。

 木村前会長らは昨年6月から今年3月に実施された金融庁の立ち入り検査に際し、振興銀の業務や財産の実態把握を阻む目的でサーバー内に保管されていた電子メール約280通を削除、検査を妨害したとして7月14日に警視庁に逮捕された。

 7月26日には、別のメール約430通を削除し検査を妨害した疑いで追送検されていた。

2010/08/03 17:36 【共同通信】

【以上引用】




その日本振興銀行が本日破綻しました。せっかくなので、日本振興銀行が発表した文章で。



【以下引用】

平成22 年9 月10 日
日本振興銀行株式会社
代表執行役社長 小 畠 晴 喜

当行に対する管理を命ずる処分について

T. はじめに
本日、当行に対する管理を命ずる処分が下され、当行は預金保険機構の管理下に置かれることとなりました。
すなわち、金融庁は本日、当行に対し預金保険法第74条第1項に基づき金融整理管財人による管理を命ずる処分を行うとともに、同法第77条第2項に基づき預金保険機構を金融整理管財人に選任しました。これに伴い、預金保険機構が当行を代表して業務の執行及び財産の管理・処分を行っていくことになります。
このような事態に立ち至り、多大なご迷惑をおかけする結果となりましたこと、深くお詫び申し上げます。

U. 当行に対する管理を命ずる処分が下されるに至った経緯
当行は、貸出金についての貸倒引当金の計上、訴訟損失引当金の負債計上等の会計処理の結果、債務超過の状態に至りましたことから、本日、金融庁に対し、預金保険法第74条第5項に基づき、「その財産をもって債務を完済することができない」旨の申出を行いました。
これを受け、本日、金融庁より、当行に対する管理を命ずる処分が下されました。

V. 当行に預けられている預金の取扱いについて
当行に預けられている預金については、預金保険法に基づいて、1預金者当たり元本1,000 万円までとその利息が保護されます。

(後略)

【以上引用】




こういう機会にしか学べないことはきちっとこの機会に学び、しっかりと記憶に刻んでおくべきだと思います。というわけで預金者たちの生の声を記したいくつかの記事を貼っておきます。



【以下引用】

「2千万円が消える…」 扉揺すって悔しがる預金者

2010年9月10日12時7分

 経営破綻(はたん)を金融庁に申し出た日本振興銀行。東京都千代田区の本店前には、通常営業時の開店時間となる午前9時前から預金者数人が訪れた。9時を過ぎても銀行側の対応はなく、「どうして開かないんだ」と不満の声があふれた。

 本店の電話は朝から留守番電話。再生される音声では、金融庁から処分を受けたことが説明され、今後の預金や融資について自動応答システム(0120・91・1607)にかけるよう促している。

 2千万円ほど預けているという東京都台東区の70代の女性は8日に、満期で解約したいと銀行側に電話で相談した。「手続きに4、5日かかりますよ」と答えられたという。「銀行は安全第一で選ばないとだめなんだね」

 東京都中央区の小伝馬町店で開店を待っていた同区の男性(73)の預金額は3千万円。「2千万円が消える。本当にショックだ」。入り口の扉をガタガタと揺すって悔しがった。預金したのは08年。1年定期で利率は1.3%だった。「利息がよすぎて変だとも思ったが、まさかできたばかりでつぶれるとは。事件が発覚した時に全部おろすべきだった」と悔やむ。

 大阪市北区の梅田店を訪れた大阪府豊中市の無職男性(79)は1050万円ほど預けている。「早めに来れば、1千万円以上も返してくれるのではないかと思った」

 一方、元本1千万円までのペイオフを確認し、少しほっとする人も。小伝馬町店を訪れた印刷会社経営の女性(42)の預金額はちょうど1千万円。「ちょっとのんきに構えすぎていた。こんな思いはもうしたくない」。神戸店に来た神戸市中央区の会社員男性(29)は720万円を預けていた。「メガバンクより数倍高い金利に目がくらんだ。今思えば異常で、『おかしい』と思うべきだった」

 多くの店舗では、銀行側から張り紙以外に説明がなく、集まった預金者が不満を募らせた。横浜市西区の横浜店前では男性行員が「本日は対応ができない。月曜に問い合わせてほしい」と話した。同市の会社員の女性(50)は「預金額は保証内だけど、おろせるか心配になってきた。休みをとって来たのに、なぜ今日休業なのか」といった。

 水戸店の職員通用口のドアをたたいて行員を呼び出したという水戸市内の50代の女性は「手が赤くなるまで(ドアを)たたいた。きちんと説明してくれれば」と怒った。

 福岡市博多区の福岡店では、福岡県内から訪れた50代の女性が窓ガラスを握り拳でたたいて叫んだ。「開けてください、私は顧客です。どうして無視するんですか」

 約1時間後に店内からようやく男性行員1人が現れ、処分内容や今後の店舗再開について知らせる紙を、預金者数人に配ったり、ペイオフの説明をしたりした。

 預金者たちが「どうして対応しないんですか」「いつまで待たせるんですか」と詰め寄ると、頭を下げ続け、「申し訳ありません、いま対応を協議中です」と繰り返した。

(朝日新聞)





「国と銀行の詐欺だ」振興銀破綻、預金者憤る

 「中小企業支援」という理念を掲げ2004年に発足した日本振興銀行(東京都千代田区)が10日、自力再建を断念、開業から6年余りで経営破綻した。小泉内閣当時、新たな銀行として華々しくスタートしたが、乱脈経営や金融庁検査への妨害が発覚、市場からの退場が決まった。影響は少ないが、この日朝から店舗は閉ざされ、預金者からは不安の声も出た。記者会見した同行の小畠晴喜社長(作家名・江上剛)は、破綻を招いた「ずさんな経営」に触れ、謝罪した。

 日本振興銀行の破綻を受け、本店や全国に100以上ある支店には、10日早朝から預金者が詰めかけた。詳しい説明を避ける行員らに、怒った顧客が詰め寄る場面もみられた。

 「説明して下さい」。福岡市博多区の福岡店には、午前8時過ぎから顧客が集まり始めた。店内には職員の気配があったが、営業時間の同9時になっても入り口は施錠されたまま。数人の顧客が窓をたたいて、行員に出てくるよう求めた。

 同10時頃にはトラブル警戒のため警察官が到着。その後、行員もようやく姿を見せ、1000万円までの元本とその利息は保護されることなどを記した紙4枚を顧客に手渡した。顧客の女性がドアから中に入ろうとし、行員が押し戻す一幕も。女性は「客をドアで挟むのか」と大声で叫んでいた。

 1000万円以上を預けペイオフの対象になる福岡市西区の70歳代の男性は「放漫経営を続け、高金利をうたって金を集めるだけ集めて破綻し、そのつけを顧客に回した。国も危険性は把握できたにもかかわらず管理できなかった。銀行と国が一緒に行った詐欺だ」と憤った。

 大学受験を控えた子どもの教育費として数百万円を預けていた佐賀県鳥栖市の50歳代の主婦は「他銀行にない高金利をおかしいと思わないといけなかったのに、銀行だからと、つい信用してしまった」と肩を落とした。

(2010年9月10日 読売新聞)




振興銀破綻:「どういうことだ」…預金者、行員に詰め寄り

 経営破綻(はたん)し、預金の払戻保証額が元本1000万円とその利息までとなるペイオフが初めて発動された日本振興銀行。各地の本支店には10日朝、預金の取り扱いを心配する人たちが次々と訪れた。中にはペイオフの預金保護の対象から外れる人もおり、行員に詰め寄ったり、痛切な表情で説明を求めたりした。

 東京都千代田区の本店前には、午前8時過ぎから大勢の報道陣が詰めかけ、警察官が警備にあたり物々しい雰囲気に包まれた。正面の出入り口には、預金保険法に基づき預金者1人当たり1000万円とその利息までは保護されることなどを説明した紙が掲示されたが、いつもは午前9時に開かれるドアは閉ざされたまま。

 報道で知って駆け付けた台東区の70代の不動産賃貸業の女性は「高金利にひかれて昨年、夫が2000万円、自分は400万円を預金した。夫の定期預金の満期はまさに今日」と話した。ペイオフで夫の預金の一部は戻らない恐れがあり、「経営陣にだまされた。老後のためにためたお金なので悔しい」とため息をついた。

 千葉市中央区の千葉店では午前10時半ごろ、預金者の男性(60)が現れ、「どういうことだ」などと行員に激しく詰め寄った。男性は飲食店を営み、約5000万円を預けているという。「事件があった7月以降、4〜5回電話をしたが『経営陣が代わるから大丈夫』と言われ、信じた。預金が下ろせなければ店がつぶれる」と憤りをあらわにした。

 さいたま市の大宮店前には午前10時15分ごろ、4、5人の預金者が集まった。外出先でラジオニュースを聞き自転車で駆け付けたという預金者の女性(59)はシャッターをたたき「返してください、お金」と叫んだが、誰も出てこなかった。女性は会社の退職金をマンション購入などに充てるため約3800万円を預金していたといい、「悪夢だ。今からもうこんなにはためられない」と嘆いた。

 福岡市博多区の福岡店前には、午前9時半ごろ、約10人の預金者が集まった。1000万円を預けたという同市南区の無職女性(54)は「老後の資金に、と預金した。なぜ対応しないのか」とガラスをたたきながら大声で抗議。混乱が広がったため、警察官が駆け付け「誠実に対応を」と銀行側に求めたところ、行員が「業務停止命令中で対応できない」と繰り返した。

 神戸市中央区の神戸店に駆け付けた同市北区の無職夫婦(いずれも72歳)は1000万円以上預金しており、「『全額保証する』と言われて、信頼して預けたのだが……」とうなだれた。

 ◇不透明取引や債権飛ばしの指摘も
 日本振興銀行を巡っては、金融庁がリスク管理状況などを調べるため、09年6月〜今年3月に金融検査に入った際、サーバーに保管されていた取引に関する電子メールを意図的に削除するなどしたとして、警視庁が7月、銀行法違反(検査忌避)容疑で木村剛(たけし)前会長(48)や西野達也前社長(55)ら元幹部5人を逮捕、元行員ら4人を書類送検した。警視庁が検査忌避を主導したとみる木村前会長は同罪で8月3日に起訴されたが、起訴内容を否認し、現在も保釈が認められていない。

 同行を巡っては、融資先企業百数十社で構成する「中小企業振興ネットワーク」間での不透明な取引や、不良債権を別会社に移す債権飛ばしが行われたと指摘されている。

 削除されたメールにはこれらの取引に関するものも含まれていたとみられ、警視庁は取引に法令違反がなかったかや、木村前会長の関与の有無について慎重に捜査を続けている。【酒井祥宏】

(2010年9月10日 14時29分 更新:9月10日 16時10分  毎日新聞)

【以上引用】




・・・読んでるだけでおなか痛くなってきますよね・・・すいません。
でも、大事です。ハイ。
後で読み返せるようにしとかないとね。
何年か後でこれ読み直したら、背筋が寒くなると思うんですよね。鳥肌立つと思うんですよね。括約筋が締まると思うんですよね。




というわけで奇しくも、ペイオフ解禁(2002年)の後で開業(2004年)した銀行が、日本初のペイオフ発動を招きました。

ペイオフというのは、銀行が破綻したときに、1預金者あたり1000万円までとその利息分は保証されて、それ以上の額は破たん処理をした結果どのくらい返ってくるかが決まる、極端な場合全部返ってこない場合もある、という制度。ちなみに1000万円まで保証されるのは普通預金や貯蓄預金や定期預金などで、外貨預金や譲渡性預金は全額が普通預金や定期預金の1000万を超える部分と同じ扱い、つまり全額が破たん処理の結果によっていくら返ってくるか決まる預金、ということになります。当座預金や無利息型預金は全額保護されます。簡単にまとめると

@当座預金や無利息型預金:【全額保護】
A普通預金・定期預金・貯蓄預金・通知預金:【1000万とその利息まで⇒全額保護】【それを超える部分:破たん処理次第で返ってくる金額が決まる。】
B外貨預金や譲渡性預金:【全額が破たん処理次第で返ってくる金額が決まる。】

こうなります。


つまり、1つの銀行に1000万円を超える普通預金・期預金をするということは、その銀行の信用リスクをとってそのリターン(預金利息)を得るということになります。当然、リスクが存在する以上は投資の大原則の通り、ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターン、になります。何にもリスクがないのに1年定期で1.3%も金利がつくわけがないですね。とったリスクが顕在化した場合にこういうことになってしまうリスクをとる代わりに1.3%の金利がつく、ということになります。もちろん、1000万円まではリスクなしですが。それ以上預金した人は、ってことになります。

ちなみに先月末時点での日本振興銀行の預金者数は個人・法人合計で約11万、預金総額は5,859億円。そのうち1000万円を超えて預金している人の数が3,560で、その総額が471億円。3,560人の預金者のが被害にあったことになります。全体の3%だから影響は軽微、としている報道もありますが、そうは言っても3,560人がロスをくらってるわけですからね。もちろん、とったリスクに応じた被害をくらったわけですが。

私はこの3,560人という数字に正直、結構驚きました。
そんなにいるのかと。
でも、今の金融市場の状態を振り返ってみて、ああ、まぁそりゃそうか、という気がしました。



高金利と引き換えに自分がとっているリスクを認識せずに、表面的な高金利に目を奪われることの危険性を教えてくれた事件ですから、しっかりと記憶に刻みましょう。他のリスク商品でも同じです。投資信託でも分配金の高いファンド、高分配ファンド、分配利回り(?)の高いファンド、がひたすらもてはやされる悲しい世の中ですが、そのリターンの見合いにとっているリスクは何か、改めて問い直す良い機会ではないでしょうか。


ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターン、の原則は絶対です。


世の中全体がリスク感覚を鈍らせて、リスクなんて気にせずにとにかくリターンの高い市場を求め、中国・インドはもう古い、ベトナムだアフリカだ中東だ、と狂ったように騒いでいたのが2007年までの時代。その後の金融危機はこの夏で既に3年に及んでいます。あのころは、「ベトナムには乗り遅れてしまったがベトナムの次を探せ!」、「ハイイールド債券のリスク?余裕!大したリターンくれなくていいからハイイールド債券売ってくれ!」、「不動産ファンド?いくらでも金貸すよ!」、「サブプライムローン?余裕余裕!全部買うから全部もってこーい」、「CDO?全部買ったるわ!」、「リスクはあってもいいからとにかく儲かるものをもってきてちょうだい!」、「リスクが高くてもいいからもっと分配金が高いファンドはないの?」、「円は下がりっぱなし、ガンガン借りてガンガン売っちまえ!円高リスクなんぞないわ!」、といった声が市場のあちこちで聞かれた時代でした。

サブプライムローンという耳慣れない言葉が世をにぎわせてから3年。

いつの間にか、またあの時の痛みを忘れて、100円分配だ、150円分配だ、200円分配だ、と自分の取っているリスクも確認せずに高分配ファンドを買う人が後を立たなくなるというなんとも不思議な光景を今、目の当たりにしています。もう忘れたの?早すぎじゃね?まぁ、投資は自己責任ですからいいんですけど。

豪ドル、ブラジルレアル、トルコリラ、南アフリカランド、インドネシアルピア、の市場規模の大きさも確かめずに、市場の大きさに比してとんでもなく大きな資金を放り込んでいる人たちがいます。まぁ、止めはしませんけど。

そして、それらの通貨を買っているのが自分たちだけだと気づき、自分たちが売り手に回った時に、自分たちがマネートレインを作り出していたことを知ることでしょう。そういう歴史は何度も繰り返されてきました。マネートレイン停車中の相場とファンダメンタルズは別物、ということを痛いほど思い知らされたのがついこないだったのに・・・
何度もお話している小さな魚市場の話やマネートレインの話、はいつの時代も、どのマーケットでも通用します。こういう投資の大原則をおろそかにすると、必ずと言ってもいいほど投資の神様はお仕置をして、「ホラ、痛いだろ。」「痛さを思い出したろ」「その痛さを忘れるな」と戒めてくれます。

今回神様が思い出させてくれた投資の原則、それは、ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターン、です。
ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターン、思い出しましたね。

リスクをとるときは、自分はリスクをとるのだ、自分のとるリスクは自分が期待しているリターンの大きさと同じくらい大きいのだ、ということを忘れてはいけません。



記憶と記録に残すために書かせていただきました。



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posted by ジョン太郎 at 23:19| Comment(4) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初のペイオフ発動=日本振興銀が経営破綻−預金保護1000万円と利子まで―マクロ経済に疎い素人でもけじめをつけさせるためには銃殺刑か?

ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」

こんにちは。日本振興銀行が経営破綻しました。しかし、私は、この銀行最初から無理だと思っていました。なぜなら、日本振興銀行の設立の理念である「大手銀行が中小企業の資金需要に応えていない」は、全くの間違いだったからです。これに関しては、マクロ経済学を少しでもかじったものならわかったことです。結局は、この銀行の設立にかかわった元官僚も、元銀行マンもマクロ経済に関しては、ど素人だったという事だと思います。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。
Posted by yutakarlson at 2010年09月11日 09:24
どうもこんにちは。
市場規模も無視して南アランドと豪ドルのFXに月給分くらいの資金を突っ込んでるくあむです(照)。

個人的には、今回の件は今イチよく分かりません。
事件が表面化した時点で、なんで1千万を超える預金を維持しておられたのか、その思考回路が。
「銀行とはつぶれないもの」という信念を持っておられたんでしょうか。
1.3%とか1.5%とかいう金利はそんなに魅力的だったんでしょうか。

数十億の資産を持つ方が「一口座につき1千万までに分割?めんどくさすぎてやってらんねーよ!!」とかいうならまだ分からないでもないですが、定年までかけて積み上げた虎の子の資産をよりによってこの銀行に一点集中?

私には分からないことだらけです。

まぁ一応、記念すべき(?)歴史の一ページということで記憶の片隅にしっかり刻みつけておこうと思います。
Posted by くあむ at 2010年09月11日 12:13
はじめまして。
ひとつ教えていただきたいのですが、破綻した場合、1000万円以内であれば、この銀行のような高金利も保護されてしまうのでしょうか?

日本振興銀行については、潰れるの前提で預金を検討した事がありますが(爆)、潰れた時の手続きの面倒さや、預金するのに振込みをするというシステムがどうにも納得できず、止めた経緯があります。
Posted by レオ at 2010年09月11日 23:39
くあむさん、
こんにちは。コメントありがとうございました。
私は投資専門で投機はやりませんので何も言いませんが、くあむさんのランドと豪ドルのポジションの幸運を祈ります。

なぜ日本振興銀行に1000万円を超える預金をしていた人がいるのか、自分だったらそうしないなぁ、というのは私も全く同感。っていうか、私だったら1000万円あったら全部株に突っ込みますしね。人それぞれ感覚や考え方が違うんだってことがよく分かりますね。そしてもう1つは、そういう人がいる、そういう人も含めての今の金融市場なんだってことが分かります。これも覚えておきたいですね。なぜ日本が国内で国債を消化できているのか、はこういう人たちのお金がほぼ自動的に銀行・ゆうちょ・信金・JAに預けられて、そういう金融機関がそのお金でほぼ自動的に国債を買っているから、とか、今の投信市場で起こっていることやなんであんなファンドが売れ筋なんだってのを理解するのにも凄く役に立つと思います。

いろんな示唆を与えてくれる一件だと思うので、たまに思い出して咀嚼しなおしてみてください。
これからもよろしくお願いします!


レオさんへ、
こんにちは!はじめまして!
コメントありがとうございました。

ご質問の件ですが、「預金保険機構」というところに加盟して「預金保険料」というのを払っていれば、「この銀行のような高金利の預金」も1000万円とその利子までは保護されます。
レオさんが疑問を持たれた凄くいいポイントだと思います。現在の制度では、ハイリスク運用をする代わりに預金者に高い利率を提示するような経営の金融機関も、物凄く大きな金融機関も、吹いたら飛びそうな金融機関も、みんな同じ預金保険料を払っています。実際のリスクに応じていないんです。超健康な人と末期がんの人が同じ保険料を払って死亡時に同じ保険金を受け取るガン保険みたいなもんです。

今の預金保険料率は無利息用が10.7bps、その他預金用が8.2bpsです。金融機関がこうした資金を運用する無担保コール翌日物のレートが、現在の水準では、最高で15-16bps、最低で7-8bps、平均で8-9bpsですから、調達コスト(=皆さんの普通預金利率)で4bps、預金保険で8bps払ったら、12bps以上で運用できなければ利ザヤを稼ぐどころか赤字になってしまいます。おかしな制度ですよね。リスクに応じた預金保険料率にすべきだと思うんですが・・・・

これからもよろしくお願いします!
Posted by ジョン太郎 at 2010年09月12日 11:17
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