2006年03月20日

投資信託の税金

【この記事には新証券税制の内容を反映したアップデート記事があります。改訂版はこちら。http://jovivi.seesaa.net/article/125327430.html


今回は投資信託の税金について。投資信託を買って、儲かると、税金がかかります。ジッサイにどのくらいの税金がかかるのかというと、まず、いつ税金を取られるのか。分配金が出たときと、売って儲けが出たとき、の2つです。「今解約したらいくらくらいの儲けになる」という含み益の状態では税金はかかりません。あと、損したときも税金はかかりません。儲けが出たとき、が税金がかかるときです。細かく言い出すとちょっとややこしいのですが、平成20年3月31日までに出た儲けは10%の税金、それ以降は20%の税金、と思っておいてください。平成20年の3月31日までは減税措置がとられていて、もともと20%だった税金が一時的に10%に引き下げられています。

儲かったとき、ってのがミソです。ミソでもないか・・・でもちょっとややこしい話があります。今、基準価額13,000円のファンドがあって、私は13,000円でこのファンドを1口買いました。ところが買って1週間で基準価額は14,000円になり、分配金が3,000円出て、基準価額は分配金落ちで11,000円になりました。さて、儲けが出たので税金がかかりますね。源泉徴収された残りが分配金として出てきますから、ジョン太郎はその明細を見ます。税金はいくらでしょう?儲けに対して10%。分配金が3,000円出て・・・3,000円×10%で300円?ブー!そんなんだったら私は超怒りますよ。だってね、私は13,000円出して、14,000円になったんですよ。儲けは1,000円じゃないですか。1,000円しか儲かってないのに300円も税金とられるなんて冗談じゃありません。分配金は3,000円、今あるファンドは11,000円。合計したら、どう計算したって14,000円なんですよ。3,000円のうちの2,000円は1週間前に投資した金額のうち2,000円をそのまま返してもらった、投資した元本を取り崩した、に過ぎません。ジッサイどうなのかっていうと、この2,000円部分には税金はかかりません。これを「特別分配金」と言います。投信を買った人が明細をもらって、「特別分配金」って言葉を見るとよく混乱しますが、これは分配金のうち、儲けじゃなくって、投資した元本が取り崩された部分と見なされて税金がかからない部分のことです。それに対して、分配金のうち、その人の儲けの部分、を「普通分配金」って言います。よく、毎月分配型ファンドの購入を検討してる人が、「いつまでに買えば次回の分配金に間に合うのかしら?」って言ってたりしますが、これって・・・みなさんもうお分かりですよね。じゃあ分配金が出た時と、換金した時の税金をそれぞれ説明します。

【分配金が出たとき】
分配金が出たときは、平成20年までは10%の税金、平成20年以降は20%の税金、がかかります。普通は源泉徴収されますから、わざわざ税金納めに行く必要はありません。株や投信の売却損と通算することはできません。損失の繰越しもできません。最近流行っている、グロソブ(グローバル・ソブリン・オープン)をはじめとする毎月分配型ファンド(毎月分配型ファンドについてはhttp://jovivi.seesaa.net/article/13107901.htmlhttp://jovivi.seesaa.net/article/13159854.htmlで説明してます。)では、分配金が毎月出ますので、この税金を毎月納めることになります。もちろん、毎月税金を納めてでも充分なメリットが出る人もいますが、メリットが出ない人も多いので充分注意したほうがいいです(そのへんの話はここでhttp://jovivi.seesaa.net/article/13159854.html)。


【換金したとき】
儲かったら10%引かれる、でもいいんですが、もうちょっと詳しく説明しときます。細かく説明するとキリないので、とりあえずこのくらいで・・・手っ取り早いのは下の表見てもらうのがいいかなと。

TAX.jpg

換金したときは、「買取請求」で換金したか「解約請求」で換金したか、でちょっと変わってきます。税率は変わらないんですけど、他の儲けや損と通算できるか、確定申告しないといけないのか、しなくてもいいのか、が変わってきます。「解約請求」と「買取請求」は、両方扱っている販売会社でどっちも選べるファンドを買った場合は、どっちかを指定することになりますし、片方しか扱ってない販売会社で買った時や両方扱ってる会社で買ったけど片方しか選べないファンドを買った時は選択できません。ちなみに
ファンドが償還されたときに出た儲け、は解約請求と同じです。選べない時は別にして、もし、これから販売会社もファンドも選べるなら、「源泉徴収あり」の「特定口座」で、「買取請求」で換金するのがいいでしょうね。これを選んでおくのが無難です。

あと、利益の計算の際に、買取請求の場合は売却した金額から元本の金額と、取得のためにかかった費用や売却した時にかかった費用も引いて、残った金額を利益の金額としますが、解約の場合は解約した金額から元本を引いた金額が利益となってしまうので、買うときに支払った手数料や売るときに支払った手数料も利益の中に含まれてしまって、その金額にも税金がかかってしまうところが難点です・・・

まぁ・・・税制は結構変わるので、買うときにいっくら勉強しても、ジッサイには・・・ってことも結構あります。あんまり無理して覚えなくていいです。私は今30歳ですけど、私が30年ほったらかしで運用したら税金は変わっちゃってるだろうなぁと思ってます。近いうちに解約する予定のものとか、割と短期で運用してるもの、は気にしてるんですが、「しばーらくほったらかし」方針のものについては私もあんまり考えてません。その程度のもんだと思っていただいていいんじゃないでしょうか。消費税だってさ、いつまで5%かわかんないし・・・


【この記事には新証券税制の内容を反映したアップデート記事があります。改訂版はこちら。http://jovivi.seesaa.net/article/125327430.html


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posted by ジョン太郎 at 00:05| Comment(1) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by Blogstation at 2006年03月20日 22:20
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