2006年02月25日

投信を選ぶチェックポイント(3)【最低購入額/通貨/為替ヘッジ】

今日は、投信を選ぶときのチェックポイントのその3です。最低購入金額・通貨・為替ヘッジの有無、についてお話します。

【最低購入金額】

このブログを始めたばかりのころに書いた「投資/運用はいくらから?」(http://jovivi.seesaa.net/article/11233597.html)で、お金がたまってから、とか、金額が小さいから、とか言わずに気軽にさっさと始めるのが正解、って言いました。じゃあジッサイいくらから投資できるのよって話を。投資信託は株や債券、不動産への直接投資に比べて少額からでも始められることが大きな魅力の1つです。いくらから買えるか、は実はファンドによって違います。箱に書いてあるんですよ。「この箱は最低1万円から、1円単位で入って来れます。」とか「この箱は100万円以上からです。」ね。ファンドによって違う、さらに販売会社によっても違います。同じファンドを複数の販売会社が売っているというのはよくあります。特に、人気のあるファンドは100社以上が取り扱ってたりします。しかし、購入時に払う「販売手数料(詳しくはhttp://jovivi.seesaa.net/article/13485112.html)」や、「最低購入金額」、などは販売会社ごとに設定可能なため、同じファンドでもA銀行では1万円から買えるのに、B銀行では100万円以上でないと買えない、なんてことがよくあります。「このファンドに投資したい!」ってのがある人は、そのファンドを売っている販売会社を調べて、自分の投資できる金額で買える販売会社を探すことになります。でも、ほとんどの人が、「どこで買うか」を先に決めて、そこの取り扱いファンドの中から「どのファンドを買うか」を選ぶので、「どこで買うか」を選ぶときに、投資信託をいくらくらいから買えるのかも選ぶ基準の1つにするといいです。販売会社はそれぞれ独自のポリシーやら哲学やらを持っていて、「うちは投資信託は1万円から買えるようにする!」とか「うちは基本的に100万円以上!」とかを決めているので、比べてみるといいです。銀行は1万円から買えるところが多いですね。証券会社と取引したことがない人は多くても、銀行にはほとんどの人が口座を持っているので、身近な銀行で投資信託をはじめる人が多いんですが、1万円から気軽に買えることが多いのも、銀行での投信販売額が物凄い勢いで増えている理由の1つなんでしょうね。

【通貨】
通貨建て、ってなんか馴染みもないですが、どの通貨で投資するか、ってことです。普通、みなさんは資金を円で持ってますよね。でも、ファンドには「ドル建て」とか「ユーロ建て」とか「円建て」とかってのが決められてます。もちろん、国内で売られているほとんどのファンドは円建てなんですが、「ドル建て」のファンドを買う時には、ドルを用意しないといけません。もし、ほしいファンドがドル建てで、資金を円でしか持っていない場合は、販売会社で円をドルに換えてから投資します。このとき、為替のリスクをとることになります。仮にAというドル建ての米国債券に投資するファンドを買って、買った時の基準価額が100ドル、売った時の基準価額が110ドルだったとしましょう。10%儲かってますね。でも、円の資金をドルに換えたときの為替レートが1ドル=100円であった場合、1万円のお金を投資して、110ドルになり、このときの為替レートが1ドル90円だった場合は、110ドル×90円で9,900円になってしまい、この時に円に戻すと損をしてしまいます。そういう場合は無理に円にしなければいいわけですが・・・一方で、1ドルが110円だった場合は、110ドル×110円で12,100円で、なんと21%の儲けです。もともとドルを持っている人がドル建ての米国債券ファンドに投資した場合、とることになるリスクは基本的に米国債券のリスクです。ところが、円でお金を持っている人が、ドル建ての米国債券ファンドに投資した場合、米国債券のリスクに加えて、為替リスクもとることになります。

ここで注意しないといけないのは、仮に円建てであっても為替のリスクは発生するってことです。どういうことかって言うと、米国債券に投資する、円建てのファンドYと、ドル建てのファンドZ、があったとしましょう。今手元の資金はすべて円で、それぞれのファンドを1万円で買ったとします。そうするとどうなるか。

FX.jpg

ね、どっちも為替リスクあるんです。ジッサイには、販売会社で投資信託を買うときの為替レートと、販売会社でファンドを購入した資金がファンドの中に入って、それからドルに換えられる時の為替レート、ではタイミングのズレがありますから、同じレートということはありません。また、為替をおこす際の為替手数料も違ってきますから、どちらが有利ということは一概には言えません。でも、大事なのは、どっちの場合も為替リスクはあるってことです。

【為替ヘッジ】
為替ヘッジについては、「毎月分配型ファンドってどうなのよ?グロソブってどうなのよ」(http://jovivi.seesaa.net/article/13107901.html)でもちょっと説明しました。円建てファンドで、海外の市場に投資する際に発生する為替リスクをヘッジする(回避する)ことを意味します。保険かけるようなもんですね。「毎月分配型ファンドってどうなのよ?グロソブってどうなのよ」のとこでも説明しましたが、為替ヘッジコスト(為替のリスクを少なくするための保険みたいなものの費用、保険料みたいなもんです。)は非常に高く、しかも海外債券の魅力的なリターンの元になっている、日本の低金利との金利差、が保険料になっちゃってますので、債券ファンドではあんまり為替ヘッジをかけません。為替ヘッジをかけることが多いのは、保険料を払っても大丈夫なくらい期待リターンが高く(リスクも高いけど)、金利差が開いたり狭まったりの影響をあんまり受けない、株式ファンドに多く見られます。「このファンドは為替リスクがありますが、為替ヘッジはかけません!」と書いてあったり、「為替ヘッジをかけるAコースと為替ヘッジをかけないBコースがあります!」ってファンドもあります。上の例でも見ていただいた通り、リスクってのはリターンの源泉です。米国債券だけでは10%のリターンだったのが、新たに為替のリスクもとったことで生まれた21%というリターン、はリスクをとることで更なるリターンを期待できることを示してます。なので、為替ヘッジのコストもかからず、為替による儲けも期待できる、「為替ヘッジなし」タイプの株式ファンドが多いです。

【最低購入金額】【通貨建て】【為替ヘッジの有無】でファンドを選ぶことができそうですか?一気に覚えなくても、なんとなくそういうもんかフーンでもいいんです。実際に買うときに、「あのブログであんなこと書いてあったな」って思い出していただけたらそれだけでもスゴイことです。


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posted by ジョン太郎 at 23:39| Comment(1) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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管理者:岡田
Posted by okada at 2006年02月26日 12:46
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