2006年01月23日

投資信託の種類(その4)

今日は投資信託の種類、その4です。今日の話は結構レベル高いです。知ってるとちょっと鼻高いです。セレブでインテリなおねーさんを気取るもヨシ。ちょいモテでちょっと金融にも詳しいぜオレを気取るもヨシ。
今日は「運用スタイル」「投資スタイル」によるファンドの違いです。とりあえずは株の運用スタイルについて話します。債券までやっちゃうと大変なので、債券の運用スタイルの違いはまた今度ってことで。


【大型株か小型株か】

大型株か小型株か。これはわかりやすいです。都市銀行や自動車メーカー、大手商社といった大きな会社の株で運用するか、あるいは、もっと規模小さな会社、馴染みのあるところで言えばヤマダ電機とか、オリジン弁当とか、4℃をやってるエフディーシープロダクツとか、francfrancをやってるバルスとか、そういう会社の株で運用するか。なんだ結構大きな会社じゃないって思うかもしれませんが、都市銀行や大手商社や大手自動車メーカーに比べたらまだまだ小さいんです。

大型株に比べて、小型株のほうがリスクもリターンも大きくなります。リスクにもいろいろ種類がありますが、リスクの種類の話をするとこれまた大変なのでここではカンタンに。たとえば、ヤマダ電機とトヨタを比べてみましょう。トヨタは資本力も充分、お金もたくさんあり、多くの取引先から絶大なる信頼があり、ちょっとやそっとじゃびくともしません。もちろんヤマダ電機だってすごいですけど、トヨタに比べたらちょっとかないません。また、トヨタの株を売ろうと思ったらすぐにでも売れますけど、ヤマダ電機は、あるいはもっと小さい会社の株だとすぐに買いがつかなくって思うようなタイミングで売れなかったり(これ流動性リスクって言います)、さらにはトヨタに対する評価は100人が評価したら100人の評価はそんなに大きく違わなくなるでしょうけど、ヤマダ電機を100人が評価したら結構意見はバラけます。将来に対する見通しとなるとさらにバラけるでしょう。一方で、トヨタが売り上げを倍に増やすとか、利益を50%UPするとかって大変です。あれだけの規模になったら10%だって大変。でも、小さな会社だったら大幅な業績アップも充分可能で、成長力の余力、伸びる余地ってのはすごく大きい。大きく飛躍する可能性、大化けする可能性を秘めた小型株は、リスクも高い反面、期待リターンも高くなるってわけです。


【グロースかバリューか】

グロースというのは成長性を重視した投資、バリューってのは割安度を重視した投資です。グロースというのは、イメージしやすくするために、ものすごいザックリとした話をしちゃうと、例えば今利益が1億円で、株価が1000円の会社があったとします。この会社の利益が2億円になったら、株価は2000円になってもいいはずと考え、この会社はまだまだ大きく成長していくに違いない!1億円の利益は数年後には10億円くらいになってるだろう!新商品の開発だって期待できるし!こういう考え方で投資する銘柄を選んでいく。(あなたが選ぶんでなくて、あなたに雇われたファンドマネージャーがそういう視点で銘柄を選ぶってことですよ。あなたはグロース投資をするっていう方針に同意してその箱にお金を入れるだけです。)

一方でバリュー。割安度を重視した投資ってのは、どういうことかっていうとですね、1,000円の現金と9,000円の土地をもっている会社があったとしましょう。この会社は借金が7,000円あります。この会社の株が1,000円だった場合。仮に土地を売ったとすると9,000円の土地が9,000円の現金になり、現金が10,000円あるだけの会社になります。せっかくだから借金返しちゃえってことになり、7,000円の借金返しますと、手元に3,000円残ります。で、あなたはこの会社の株すべてを1,000円で買っていました。この会社はあなたのもの。あなたは会社をたたみます。3,000円があなたのものに!あら!おトク。たとえば、リコール騒ぎで問題になったメーカーだったり、整備不良で問題になった航空会社だったり、社長たち経営陣が逮捕されたインターネット企業だったり。なにかの原因で必要以上に売られすぎて、株価が不当に安くなってる会社って結構あります。こうした会社の中から、本当はもっと価値があるんだ!って株を見つけてこようってのがバリュー投資です。


で、次。これが一番大事。是非覚えていただきたいです。

【インデックスかアクティブか】

インデックス型の運用ってのは、日経平均とかTOPIXとかみたいな指数(インデックス)に連動する投資成果を目指す運用です。(インデックスってのはhttp://jovivi.seesaa.net/article/11835214.html#more
ここでやりましたね。インデックスは市場の値動きを表す数字、市場全体の動きをザックリつかむための数字、ですよ。)

下の表を見てみてください。5社の1月と2月の株価が載ってます。ここでは平均株価ってゆうインデックスを使いましょう。この5社しかない市場ってことにしておいてください。

ACTIVE1.jpg

5銘柄の値動きだけ見て、1月から2月にかけて、この市場は上がったのか、下がったのか、言えますか?無理っすよね。なんか上がってるのも下がってるのもあるし。そこで・・・ヘイキンカブカァーーー!(大山の○代の声で) 1月の平均株価は100円、2月の平均株価は105円、おお!上がってる!

んで。こっからちょっとややこしくなるので、ゆっくり読んでください。この市場での、5銘柄の比率は20%ずつだと思ってください。??? やばい?難しい?ヤバイかも・・・えっと、1月に5社の株を、それぞれ20株ずつ私が買います。ハイ。買います。んで、それぞれの株価が黄色の列。購入金額がその右の列で、購入金額の列の一番下に10,000円って出てますね。これが私が投資する金額。

ACTIVE2.jpg

で、2月。5社の株価が変わりました。持ってる株数に株価をかけます。そうすると・・・投資結果の一番下。濃い緑のマスはってぇと・・・10,500円おお!増えてる!濃い黄色のマスを上の表2つで比べてもらったらわかると思いますが、市場が5%上がったとき、私の資産も5%増えました。それでいいじゃん。これがインデックス運用。インデックスと同じ銘柄を同じ比率で投資すればいいんですね。カンタン。カンタン。

ところがヴィヴィ子は違います。「ラクダ商事はダメだ!伸びん!あーゆー会社はダメ!」とか言ってます。んで、「なんつってもゾウ銀行!最高♪」ってことでヴィヴィ子が下の表。上の表と下の表の赤いマスと青いマスを比べてみてください。

ACTIVE3.jpg

ヴィヴィ子は私と違って、インデックスのマネして20株ずつ同じ比率で全部買ったりせずに、イケてないと思うラクダ商事には全く投資せず、代わりにゾウ銀行に大きく投資しました。結果、ヴィヴィ子の予想通り、ラクダ商事は下がり、ゾウ銀行は上がりました。で、ヴィヴィ子の投資成果は・・・濃い緑のセル見てください。なんと11,000円!10%も上がってる!ウェーーーーイ!!!ジョン太郎に勝った!これがアクティブ運用です。

インデックスファンドとアクティブファンドってどう違うのさ!カンタン。カンタン。

インデックスファンド:日経平均とかみたいな指標(インデックス)に連動して、市場全体の動きをとらえた運用成果を目指します。冒険はせずに市場全体が上がった分くらい私のも上がればいいや、的な考え方です。ちなみに手間がかからないので手数料も安め。

アクティブファンド:ファンドマネージャー(みなさんのお金で雇う、箱の管理人さん。運用のプロ)が銘柄を厳選して、インデックスを上回る運用成果を目指します。銘柄選択のための調査のコストがかかったり、何かと手間もかかるので、手数料は高め。

アクティブファンドは江戸前寿司みたいなもんですね。一手間加えるのが江戸前寿司。ただ切って握ればいいってもんじゃねーんだよ!職人気質を感じますねー。

多かれ少なかれ手数料は払ってもらうんだし、せっかくプロのオイラに任せてくれてるんだからインデックスなんぞに負けてられっかー!マネなんてできっかー!手数料分なんぞ余裕で上回ってやる!って感じでアクティブ運用のファンドしか作らない運用会社というのもありますし、両方の投資家に応えるためにインデックス運用もアクティブ運用も用意してるところもあり、また、頑固一徹インデックスファンドしか作らないというところもあります。インデックスファンドも実はすごいんですよ。ここからはちょっとマニアックですけど、インデックスファンドも奥が深いんですよ。インデックスと同じ銘柄そろえると、手数料と株の売買コスト、あとはファンドの監査費用だの運用報告書の印刷代だのでコストの分だけ、単純に株価の平均とってるインデックスに負けちゃいます。そこで、売買のコストを極限まで少なくしたり注文を出すタイミングを徹底して管理したり、ちょっとだけ比率変えたりでインデックスにピッタリに合わせて行くってゆう芸術性もあったりするんですよ。

では、その4まで読んで来たみなさん。「山田日本小型株アクティブオープン」ってファンドがあったとします。もうなんとなくどんなもんかイメージできるようになったんじゃないでしょうか?「あーーー!あの山田ナントカって運用会社がやってる、日本株のファンドで、まだ成長の余地が大きい小型株で、市場を上回る成果を目指すアクティブ型の運用をするファンドなのねー。オープン型だからいつでも買えるんだろうなー。でもアクティブ型だから手数料ちょっと高め?でも、山田のファンドマネージャーの腕はちょっと期待できるかも。あとは小型株だからリスクはちょっと高めだけど、期待リターンは高そうだからおもしろいかも!」くらいのことが考えられたらスゴイです。1ヶ月前のアナタと全然違うはず!

今日の話なんとなーくわかりましたか?なんとなーくでも、こーゆー話できたらちょっとインテリです。なんかちょっとカッコイイぞって思われるかも・・・保障はしません。


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posted by ジョン太郎 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ジョン太郎のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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