みなさん、お元気でございますか?
GWはいかがお過ごしですか?
高速道路はどこも凄い渋滞みたいですね。
ワタクシはゴルフをしたり、野球を見たり、マッサージに行ったり、飲みに行ったり、ラジバンダ(ry
遠出をせずに近場でGWを楽しんでおります。
各国の株価は戻って来たんだか戻ってきてないんだか、今ひとつピンとこないような状態なんじゃないでしょうか。結局今はどういう位置なんだと。
というわけでこんなんを作ってみました。
各国の現地通貨ベースの株価の動き(為替関係なく、純粋に株の動きだけ)、為替(対円レート)、対円為替を加味した円ベースのパフォーマンス、の3つを示しています。この1年の株価というのは、どこの国の株も、「大きく下げて」→「一番安いところから足元にかけて回復」というカーブを描いていますので、どのくらい下げて、どのくらい回復したのか、というイメージを捉えるのにこんなまとめ方がいいんではないかなと。
@「年初来」はそのまんま。年明けからの株価の騰落率。
A「1年安値⇒足元」は、一番安いところから足元にかけてどのくらい株価が回復したのか
B「1年高値⇒足元」は、足元の株価はこの1年で一番高かったところと比べてどんな位置にあるのか
C「1年高値⇒安値」は、そもそもこの1年で一番高いところから一番安いところまでどのくらい下げていたのか
で、足元のPERと1年前のPER、あとはPBRと配当利回りも。PERとかPBRとか配当利回りって何?って方はこのへんの記事をご参照ください。
http://jovivi.seesaa.net/article/90452269.html
http://jovivi.seesaa.net/article/116019044.html
年初来の株価上昇幅が高いのは、「資源国」だったり「新興国」だったり「中国」だったり。これは皆さんのイメージ通りじゃないでしょうか。中国A株が年明けからブリブリ上がっていることは皆さんもご存知かもしれませんが実は台湾とか、ロシアとかインドネシア、ブラジルなんかもA株と変わらないくらい、3割前後株価が上がってます。ここに載せてない国でもペルーなんかは4割以上上がってます。
PERと併せて見ると、株価が上がってるのにPERが1年前と比べて下がってる国もあれば、逆に株価が下がってるのにPERが上がってる国もあります。
中国A株市場というのは以前にもお話ししたように、非常に特殊な市場です。外国人投資家がほとんどいなくて、市場参加者はほぼ中国人で、人民元建てで取引されています。投資に慣れてない人がほとんどであり、他の投資先候補を持たない「ここにしか投資できない」人たちがほとんどであり、というわけで他の各国の株式市場とはあまり関連性のない市場です。中国政府がちょいと手をひねれば上がりもすれば下がりもする市場です。一方、H株市場というのは外国人投資家向けの中国株市場であり、多くのプロが参加している市場です。投資している外国人投資家が自分の国で損したから引き揚げるとか、他の国へ資金を持っていくとか、世界的なリスク回避の動きに乗ってとか、そういうグローバルなお金の流れの影響を受ける、他の国の株式市場のような市場です。なのでA株のことを考えるときにはそういった特殊性を十分鑑みる必要があります。
さて、「高値からどのくらい下げて」「足元にかけてどのくらい回復したのか」というのは
C「1年高値⇒安値」は、そもそもこの1年で一番高いところから一番安いところまでどのくらい下げていたのか
A「1年安値⇒足元」は、一番安いところから足元にかけてどのくらい株価が回復したのか
を見ればいいわけですが、高値を100として指数化するともっとイメージしやすくなります。こんな感じ。
例えばA株というのは100だったものが44になって、65に回復した状態。
先進国は安値から足元にかけて+31%、一方新興国は+49%。でも、もともとの下げが先進国よりきつかっただけで、先進国の-56%の下げに対して-64%下げていたわけです。これは先進国が100⇒44⇒57で、新興国が100⇒36⇒53、とやってみるとイメージしやすくなります。
これを更にセクター別、業種別にやってみます。MSCIの業種分類でいきます。先進国全体、そして業種別の順に出します。一番右のTRがついてる2つは配当込みの数字ね。
こんな感じ。
金融株の+60%ってすごいですよね。でもこれってさ、その前の株価の下げがきつかった、そこからのリバウンド、なわけでこれもさっきみたいに高値を100として指数化すると、
こんな感じ。
すると、
金融株は安値から足元にかけて+60%、これに対してヘルスケアセクターは+9%、と振るいませんが、そもそも金融は100⇒30⇒48となっただけであって、ヘルスケアは元々の下げが金融ほどきつくなかったため、100⇒68⇒74、となっており、どっちが振るわないんだって話です。
足元の世界の株式市場の上昇というのはもともと下げのきつかった金融セクターや素材セクターのリバウンドで引っ張り上げられている部分が大きいということがよく分かると思います。
せっかく天気のいいゴールデン・ウィークにこんな数字と睨めっこしているのももったいないですが、よろしければじっくり見比べてみてください。
今日はこんな感じで。
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