2008年10月29日

将来のお金の話、に繋がるかもしれない話

今日はお金の話ではないんですが・・・まぁでも辿っていけば、将来のお金に関わってくる話だと思います。


先日、国内の某都市に出張した時のこと。

電車での移動中、小学校低学年くらいの子供が3人、その母親たちが3人、で電車に乗って来ました。子供達は電車に乗る前からの勢いそのままに、電車に乗ってからも金切り声をあけながら大はしゃぎをしていました。

母親達は気にも留めずに自分たちのおしゃべりをし、時には母親達の声のほうが騒がしいくらい。子供達ははしゃぎ回り、どんどんエスカレートして、周囲の人にぶつかったり、ランドセルが座席を打ちつけたりし始めました。しかし、当人もぶつかった瞬間、驚いてぶつかった人の顔色をうかがいますが、謝りません。謝るということを教わっていないのでしょう。人に迷惑をかけてはいけないとか、人に迷惑をかけたら謝るとか、謝らなくてはいけないようなことはするなとか、そういった、社会で生きていくために最も大切なことを教わっていない子供はどういう大人になるのでしょう。

私にぶつかってきたら怒鳴りつけてやろうかとも一瞬思いましたが、何せ出張中の身。その親の常識のレベルを推察すると、結果は呆れて終わりになることが容易に想像がつきます。

それに、本当は子供が悪いわけではありません。親がバカなだけのです。大切なことを子供に教えていないわけですから。そんな親の前で叱っても、わけのわからん慰めをされては、怒られた本人は怒られた自分の不運を嘆き、意味不明な理由で自分を叱ってきた見知らぬオッサンを恨んで終わり、でしょう。

そして、たとえ私が、子供は本当は悪くないのだから、知らないだけなのだから、と自制して、優しく注意したとしても、恐らくその親達は怪訝な顔をするか逆ギレするのが関の山でしょう。皆さんだったら全く注意する気配のない親の前で、子供に注意をしてあげますか?多くの方が注意するのを躊躇うのではないでしょうか。すると、可哀想なことに、その子達は親から正しい注意をしてもらえないばかりか、一緒にいる親のために、他の人から注意してもらえるチャンスさえ逸していることになります。


15分ほどでしょうか、そんな状況が続いて、一人の母親がその時ちょうど子供がぶつかって咳払いをした男性に気付き、感情のこもらない事務的な

「すいませんー、(子供だからしょうがないですよね、と言わんばかりに)」

を言い、子供達に、周りに対するモーションだけの

「ダメでしょー」

を言いました。



えっとね、



ダメなのはお前じゃ!



お前が親としてダメなんじゃ!



思わずその母親を怒鳴りつけそうになりましたが、いかんせん、出張中の身。

それに、そのバカ親に言ってやっても、最早手遅れでしょう。それで「ハッ」となるくらいなら、もっと前に「ハッ」となってるでしょう。



この国はダメだなって心底思いましたね。



偉人の言葉が頭をよぎりましたね。



「だめだこりゃ。」



感謝と謝罪という社会人として最も基本的なことができない人間が、仕事ができるわけがありません。良い政治家になれるわけがありません。名医になれるわけがありません。良い公務員になれるわけがありません。職人の道もそうでしょう。



そして、大人になってから急に謝ったりお礼を言ったりできるようになるわけがありません。大人になってしまえば、周りの人間はそんなことを教えたりはしません。そんなことを教えるのは親以外いないのです。お礼を言うこと、人に迷惑をかけたら謝ること、謝るようなことをしないこと、を子供のうちに、できるだけ早い時期に、教えてあげることほど大切なことはないんじゃないでしょうか。



もちろん、こんなのは今回が初めてじゃないですけど。そして残念なことにこんなのは、東京でも、どこに行っても、日本中いたるところで出くわします。こういう将来の日本の衰退を示唆する光景を目にすることが最近多い気がします。



が、今回この記事を書こうと思うに至ったのは、この話の続きがあるからです。


その日はホテルで一泊し、翌朝、朝食を食べに下に降りようとエレベーターに乗ると、途中の階で扉が開き、小学校低学年くらいの外国人の子供達4〜5人がエレベーターの前にいました。子供達の後ろを見ると親の姿はありません。子供達だけでエレベーターに乗り込んできます。

私がドアの開ボタンを押して乗るのを待っていると、皆、Thank youと言いながら乗って来ます。皆さん、日本の子供達がエレベーターのボタンを押して待っている人にお礼を言いながら乗って来るという光景を見たことがありますか?想像ができますか?

親が側にいて、親に言われて、ではありません。子供達だけです。ロビーフロアに着くと、小学校低学年から高学年とおぼしき外国人の子供達がたくさんいて、引率の先生らしき人がいて、どうやら遠足のようです。

日本の子供が遠足の時に子供だけでエレベーターに乗っている姿を思えば、お礼や謝りどころか、はしゃいで、大声を出しまくって、周りにぶつかりまくる、という場面しか思い浮かびません。

ロビーフロアの子供達が喋っているのは英語で、発音を聞くとどうやらオーストラリアの子達です。


子供だからしょうがない?同じ世代のオーストラリア人の子供にできて、日本人の子供にできない?


そりゃ親のせいでしょ。



この子達の世代は日本はオーストラリアに勝てないだろうな、と直感的に思いました。


まぁ、この記事
http://jovivi.seesaa.net/article/104071473.htmlを見て頂いたら分かりますが、日本の1人当たりGDPはオーストラリアに既に負けてるわけですが・・・弱かった円と強すぎた豪ドルのせい、と言ってしまえばそれまで。



ところで私は以前、イギリスで少しの間、ホームステイをしていたことがありました。その家の子供も、親子連れで遊びに来た友達も親戚の子供も、皆、それぞれの親が事あるごとに必ず言うのは、「ありがとう」と「ごめんなさい」です。

一人一人がそれぞれ普段からしているいたずらなどでそれぞれの叱り方もされますが、共通するのは「ありがとう」と「ごめんなさい」であり、それを言う頻度が他と比べて極めて高いのです。とにかく口を酸っぱくして、何かしてもらったら「ありがとう」、迷惑をかけたら「ごめんなさい」、と子供に言います。一緒にいると何度「ありがとう」と「ごめんなさい」、と言うのを聞くか数えきれないほどです。



また、私の記憶が定かではなくて、確かイギリスの話だったと思うんですが、その昔、戦乱の時代、服従させた国の跡継ぎの子供を人質にとったら、その子に

NO(だめだ)

という言葉さえ言わなければ自国は安泰だ、という話があったというのを聞いたことがあります。

将来、人質にしていた子供を国に返し、その子供が大きくなってその国を継いでも、必ず暗愚な君主となり、その国は力をつけることができず、自国にとって脅威とならないで済む、というわけです。



皆さん、日経平均や為替の動きばっかり睨んでいて、子供をほったらかしてたりしませんか?せっかく手数料を払って人任せにする投資信託を使って運用してるのに、子供とコミュニケーションをとる時間を日経平均を睨むことに費やしたりしてませんか?皆さんが日経平均を睨んでても日経平均は上がりません。しかし、皆さんが自分の子供達を立派な社会人に育て上げて日本の社会に輩出すれば、それは将来の日経平均を少し押し上げることに繋がります。

まだ若い人なら会社の後輩を育てることも同じです。


国は人。


人は国。


今日はこんな感じで。

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posted by ジョン太郎 at 23:20| Comment(7) | TrackBack(0) | ジョン太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ジョン太郎さんこんにちは。

私もこんな経験があります。
昔、アウトドアショップでアルバイトをしている時、家族ずれが多く子供達がが走り回り、洋服は床に落とす、人形は倒すで、めちゃくちゃでした。親に注意してもらいましたが、その注意が、
「おねえさんに怒られるよ」って・・・。
怒られるからダメなの?!
私が怒るからダメじゃなくって人に迷惑掛けてるからでしょー。間違ってるよぉーと思いました。
子供の学力も大事ですが、人間性育成に投資するものがあると良いですね。
日本教育再生投信なんて・・・。
Posted by りん at 2008年10月30日 10:39
初めてコメントさせていただきます。
以前から読ませていただいてるブログですが
今回のお話は小学生の息子を育てている身として
しっかり読ませていただきました。

子育ては社会にでて1人で歩いていけるよう育てる事だと思っています。

『ありがとう』 『ごめんなさい』

株より本当に大切な人間育てこれからも頑張ります!

ジョン太郎さん ありがとうございました。
Posted by tomi at 2008年10月30日 22:53
だめだ こりゃ
という場面に出くわすことが最近激増しましたね。子供・若者がらみが多いですが、中高年女性のマナーの悪さはもう目を覆いたくなります。

この世代が育てた若い母親、さらにその人たちが育てる幼児ですから、もう拡大再生産です。
数年後にやってくるであろう格差拡大社会では、さらにひどくなるでしょう。貧すれば鈍す・・・投資額が戻らなければ私も心がすさんでこのグループに属してしまう。。。
この点、しっかり覚悟をして志だけは高く持ち続けたいです。
Posted by deko at 2008年10月30日 23:26
ジョン太郎様、はじめまして こんにちは。

ジョン太郎様が、「この子達の世代は、日本はオーストラリアに勝てないだろうな」と紹介して下さった2008年8月2日の記事の中で、「やっぱり私のお金をおいておく国はここじゃない、ってことになっちゃうんですよね。」って、仰っていますが、私もそう思う一人です。

ジョン太郎様は、具体的にどこの国のどこの銀行に置いていらっしゃいますか?
すみません。突然、失礼な質問をして。

参考までに、英語力なしの初心者が、日本国内から比較的低額で口座開設できる海外銀行をご存知でしたら、教えて頂けないでしょうか。

私は増やすより減らさない事を目的に、定期預金を考えているのですが、自分で調べても良く分かりませんでした。

伴侶が不治の病で入院闘病中なので、私がしっかりしないと!と思い、メールさせて頂きました。

ご迷惑でしたら、遠慮なくスルーして下さいね。
Posted by 山田紀子 at 2008年10月31日 17:48
りんさんへ、
こんにちは。コメントありがとうございました!学力よりも人間性とか社会性とかが大事ですよね。
これからもよろしくお願いします!

tomiさんへ
こんにちは。はじめまして。コメントありがとうございました。小学生の男の子だと体力もつき始め、メシの量も異常に増え始めて大変な時期ですね・・・私も男2人の兄弟で育ったので両親は大変だったと思います。
頑張ってくださいね!
これからもよろしくお願いします。

dekoさんへ
こんにちは!コメントありがとうございます。もちろん、マナーが悪い人は大人にもいますし、マナーの悪い親がいるから、マナーの悪い子が育つわけですしね。その拡大再生産・・・イヤですね。社会の程度がこのままどんどん下がってきて、税金ももう少し上がってきて、国の借金が増えてきたら、私もいよいよ海外に逃げることを考えないといけないかもしれません・・・
これからもよろしくお願いします。

山田さんへ
こんにちは。コメントありがとうございます。「私のお金おいておく国はここじゃない」ってことで資産を海外においても、定期預金じゃその成長格差によるリターンを得られるのは限定的じゃないでしょうか。預金のリターンは金利ですから。国内で外貨預金するのとあんまり変わらないんじゃないですかね。成長している国のリターンをとりに行くならまずは株、次いで債券です。投信を通じて海外株に投資するのも自分のお金を海外において海外の国のリターンを享受することになります。預金のリターンは債券より低く、為替リスクは債券や株と同じです。あんまり深入りしたくない話題なので、このくらいでスルーさせていただきますが、私は海外の口座を使ったりしませんし、海外の口座を開くメリットもあまり知りません。
すみませんが、このくらいでカンベンしてください。
Posted by ジョン太郎 at 2008年11月01日 11:25
ジョン太郎さま

いつも拝見しております

僕は騒いでる子供や悪戯してる子供とか見ると叱ることが多いです
こらーみたいな
町の頑固オヤジみたいなもんでしょうか(笑

すみません、ところで、ジョン太郎さんに質問なのですが、アメリカ国債の発行残高が、TARP(金融安定化法)などの支出で、2ヶ月の間に、約10%の8800億ドル(約90兆円)も増加しているようです

いつも不思議に思っているのですが、実際のところ米国債って誰が買ってるんでしょうか

よく貿易黒字をため込んでいる国が資本還流の如く買っていると言いますが、その買い方も含め、良く分っていないので・・・

破綻したリーマンも米国債に入札していたようですし、そうなるとこれらの国はこうした金融機関を通じて購入しているのでしょうか

これだけの発行額を誰が引き受けるのか・・・
これだけ発行額が積み増されると買い手不在、もしくは買い手が現れるまで金利を上げる必要があるように思えるのですが・・・

今は質への逃避で米国債が買われていても、市場が安定すれば、早晩、この問題が大きくなるように素人考えで思うのですが、プロの目からみるとどうなのでしょうか
Posted by パチンコファン at 2008年11月01日 11:35
パチンコファンさんへ、
コメントありがとうございました。ちょうど今日の記事を書いてる時にコメントを頂いたので今日の記事の中でお答えさせていただきましたのでご覧ください。
http://jovivi.seesaa.net/article/108910375.html

答えの出ないものを推察したり、メカニズムのわかりにくいこういうマクロの話を議論したり、こうじゃないかとか言い始めたりし始めちゃうと混乱するし、このブログの趣旨と合わなくなるので、つまりこの話をこのまま続けていってもこのブログの読者の方に役に立たないうえ、弊害のほうが大きいくらいなので、この話はこのくらいで終了、な感じで。パチンコファンさんなら充分お分かりになると信じてますが、この手の話はややこしい人を呼び集めたり、いらんものを発生させたりしますから。どうぞご理解ください。
コメントありがとうございました!これからもよろしくお願いします!
Posted by ジョン太郎 at 2008年11月01日 13:44
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