2008年10月18日

今週の話1017

今週を振り返ってみましょう(そのま・・・


株価は乱高下しました。欧米は一喜一憂相場。毎日ばかみたいに大幅な上下を繰り返し。日本はというと完全な追随相場。全く主体性無く、前日の欧米市場の通りに動くだけ。つまらなすぎます。

為替のほうもひどい状況です。こんな時にレバかけてFXやってる人はジェットコースターに乗ってるような気分でしょうね・・・・

今週発表された欧米の経済指標は、いずれも欧米の実体経済の悪化を示すものばかり。フランスの経常収支は赤字幅拡大、ドイツのZEW景況感調査(ifoに先行)悪化、アメリカの小売売上高大幅減と鉱工業生産減少、NY連銀製造業景気指数/ミシガン大消費者信頼感指数/フィラデルフィア連銀景況指数はいずれも悪化、米住宅着工件数減少・・・まぁ住宅着工件数なんぞ増えんでいいわと思いますけど。以前から申し上げてますが、アメリカの住宅価格の下落は1つのキーです。その住宅価格の、バブルでかさ上げされてた部分の剥離はしょうがないにせよ、着地する地面となる部分の価格を値崩れさせないためにも、銀行の差し押さえ続出でバンバン叩き売りに出される差し押さえ物件でただでさえ供給が多めになって需給バランスが供給過多になりやすい状態なわけですから、住宅供給を思い切って絞っていくような方策もアリなんじゃないかなと私は考えてます。バブってかさ上げされた部分が吹き飛ぶのは避けられないことだからしょうがない、むしろ着地する地面をしっかりさせる、みたいなアプローチはとれないもんでしょうかね。

サブプライムだけでなく、既にプライム、サブプライムローンよりも状態の良いつまり信用度の高い人向けの住宅ローンの延滞率も上がり始めてます。金額的にはこちらのほうが圧倒的に多いわけですから、ちょっと延滞率が上がるだけでものっすごいインパクトあります。どこの国でも景気が悪くなり始めるとローンの延滞率というのは上がってきます。これ自体は珍しいことじゃありません。問題はそれが今であるということ。お金の貸し手である金融機関が瀕死の状態にあって青息吐息。多少の衝撃であれば受け止めて吸収できちゃう、という余裕のある状態じゃないですからね。


そして、先週お話しした(http://jovivi.seesaa.net/article/107924416.html
)リーマンのCDSを結局誰がいくらずつ引き受けていたのか、田中君は誰なんだ、というのはまだ判明していません。もちろん総額は分かっているわけですが。で、来週23日にはワシントン・ミューチュアルのCDS清算があります。
そういえば、先週書いたCDSの話に皆さんの関心というか反応が非常に高かったのが印象的でした。ものっすごく驚きました。みなさんから次々に寄せられるコメントを見て、「え?????え?????なんでなんでなんで?????」と当惑してました。この辺が不思議でしょうがないところです。
よもやこのブログでCDSの話をすることになって、このブログの読者の方がそのCDSの記事に強い関心を示す、なんて事態は3年前にこのブログを始めた頃は想像すらしませんでしたが・・・
CDSの話など普通の人であれば一生かすりもせずに生きていくものだと思っていましたが、こんな時代が来るとはね。そんなものは本来、個人の資産運用のために必要な知識でもなんでもないんですけどね・・・
つくづく凄い時代だなと痛感します。このブログの趣旨をずらしてはいけないので、こういうのばっかりやるようなことをするつもりは毛頭ありませんが、まぁ知っておいても損はないかなとか、ひょっとしたら理解に役立つかな、というようなものについてはこれからも折を見てお話ししていきたいと思っています。

今週は、シティグループやJPモルガン、メリルリンチ、ウェルズファーゴなどの決算発表があり、どこの決算もまぁ悪かったわけで、シティとJPは250億ドル、モルスタが100億ドル、BONYメロンが30億ドル、の資本注入受入れを発表しました。資本で250億ドルて・・・まぁしょうがないでしょう。

問題はこれを受けて来週以降、信用不安がどの程度解消されていくかです。ドルのLiborは少し低下しましたが、それでも3ヶ月ものは4.4%と非常に高い状態にあります。(Liborについてはこちらhttp://jovivi.seesaa.net/article/107215456.html
毎日一喜一憂し、メチャクチャな値幅で乱高下する株式市場とは裏腹に、短期金融市場は緊張しっぱなしの状態が続いています。その緊張感のある状態を全く意に介せずに乱高下する株式市場も、前日の欧米市場の動きのみに振り回される東京の株式市場も・・・やれやれという感じ。付き合う気も絡む気もおきません。

なんか疲れちゃった。今週はこんな感じです。


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posted by ジョン太郎 at 15:04| Comment(3) | TrackBack(1) | ジョン太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 いつも読ませていただいています。
 本当にただ銀行預金ではどうにもならないから、投資信託にして、、、なんて思っただけのリテラシーレベルなのに、こんなにも大きな時代の変化に巻き込まれるとはね。お陰でいろいろな勉強ができています。
 しかし、それにしても、長期投資といっても、ここまで後戻りさせられると、30年くらい先を待てる人でないと、中高年には悲しい未来しかないのでしょうかね。
 それとペースが多少スローダウンしても、新興国の成長は続くという考え方と、欧米の支援がないと大幅に落ち込むという考え方と、米国はもうだめだという考え方と、オバマになって、「モンロー主義」みたいに、結局米国がいち早く、内需で復活するとか、要するに誰にもわからないのが未来ですね。
 本当に疲れました。一ヶ月くらい世界中の市場も休むといいのに。
Posted by モネ at 2008年10月18日 15:51
ジョン太郎さま、こんにちは

ホント、疲れますよね
しかも資金の逃げ場、全くなし
まぁ、我々日本人は日本円が逃げ場なのかも知れませんが…

最弱通貨と言われた日本円がラストリゾートとは…

しかもREITです
NCRが破綻して、下位REITは投げ売り状態
利回りが30%なんてのまであります
金融庁の監督下で、こんなもんが浜に打ち上げられたごとくゴロゴロ転がってるサマはある種、異様です
Posted by パチンコファン at 2008年10月18日 16:02
モネさんへ、
はじめまして!ですよね?コメントありがとうございました!お返事が遅くなってしまってすみません。
まぁ疲れるお気持ちはよく分かります。私も疲れてますが・・・昨日今日の記事はそういう方へのメッセージも含めて書いたつもりです。IMFの新興国の成長率予想も載せてあるのでご参考になさってみてください。いろいろ言う人がいますが、実はそのうちの多くの人が最近投資を始めたばかりの人だったり、そもそも素人だったり、自分では投資をしたことない人だったり、するのでご注意くださいませ。自分で取捨選択しないといけません。いらんものはノイズとしてちゃんと捨てないとワケわかんなくなっちゃいますから。
これからもよろしくお願いしますね。

パチンコファンさんへ、
いつもコメントありがとうございます!返事遅くてすみません!
円はリゾートとして資金が逃げ込んでいるようにも見えないんですけどね。私のホームであることには違いないんですが。広義のキャリー取引解消とそこに便乗する動き、のように私には見えてます。
アテにならん配当や今後続くかどうか分からん配当で計算された配当利回りや、正しいかどうか疑わしい資産額で計算されたPBR、とても信じられない利益見通しで計算された予想PER、などは投資家は参考にしません。異常なPERやPBR、配当利回りで放置されてる場合はそういうケースも多くあります。ご用心ご用心。
これからもよろしくお願いします!
Posted by ジョン太郎 at 2008年10月26日 16:42
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